普段、あまり意見をガリガリと書かない僕ですが、どうしても「え?」と思ったことがあったので、書かせて頂きます。
こちらの記事を読んで、旅先でとる行動について思うところありました。
(以下、「筆者」とは僕ではなく、先ほどの記事の筆者を指しています。)
先ほどの記事で書かれている、プーケットでのエピソード。
これはタイのプーケットでの出来事だが、現地で売っているカールを買おうとレジで待っていたとき、前に並んでいたタイの子どもが一生懸命おカネをポケットから探していた。
私はとっさに気を利かせて、その子の精算も済ませてあげたところ、その子はうれしそうに手を胸の前で合わせ、私に拝むようにお礼を言った。
私が払ったのはたかだか100バーツ(約320円)だが、その子をえらくハッピーにしたのみならず、レジのお兄さんからも「いいことしてくれてありがとう」と感謝され、それはそれは偉人になった気がしたものである。
これを読んで疑問に思ったのです。
「いいこと」なのだろうか?
本当に、レジのお兄さんは「いいことしてくれてありがとう」と言ったのだろうか?
外国から来た人間が、現地の子供に、物を買い与えることはいいことなのだろうか?
たかだか100バーツと書いてあったが、筆者は100バーツの価値をわかってるのだろうか?*1
さらには、
人生でたった1度だけ行ったタイでの善行を
と書いてましたが、これは善行なのでしょうか?僕には筆者の「(独)善(的な)行(い)」としか読めませんでした。
そのほかにも噛みつきたい箇所はいくつもありましたが、それはほかの方々がしてくださっているので、本稿では割愛します。
僕は、上記の行動は独善としか思えませんし、やるべきではないと考えています。
もし、この子供が「お金を探しているフリをしていれば、後ろの大人が払ってくれる。」と誤った学習をしたら?そんな子供を量産する可能性のある行動をとることが「一流」なのでしょうか??
(なお、例えば子供が急に倒れ、水を飲ませる必要がある場合に水を買ってきて与えるというような緊急のケースは除外して考えてください。)
寄付を否定するつもりは毛頭ありません。ですが、「魚の釣り方ではなく、魚をあげてどうするんだ?」と思うわけです。
もしや、レジの後ろに代金を支払わせる方法をプーケットの子供に教えたという意味においては、筆者は魚の釣り方を教えたということ?(笑)
そんなのは詭弁ですわな(笑)
以上、記事を読んで思ったことを書かせていただきました。
それではー!!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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