2016年6月某日。
Peach Aviationを利用して、2回目となる週末台湾弾丸トラベルを行なってきました。
今回の旅のテーマは、「集集線で巡る旅」です。
旅の計画はこちら
本稿では、集集線の終着駅「車埕火車站(車埕駅)」を紹介します。
集集線の終着駅、車埕駅
集集線は、二水(アーシュイ)と車埕(チェチェン)を結ぶローカル線です。
むりやり「チェチェン」と表記してますが、中国語の”e”の音は日本語にはない音なので正確な発音はチェチェンではありません。
さて、二水を出発して、途中下車を繰り返しながら、終点の車埕までやって来ました。
車埕とはどんな場所なのか?『地球の歩き方 台湾』の説明文を引用させて頂くと、次の通り説明が書かれています。
集集線の終点である車埕から、かつては埔里まで軽便鉄道が走っており、ダム建設の資材運搬と林業の運搬を担っていた。現在車埕付近はテーマパークのように整備されており、駅舎は往時の姿に復元され、かつての機関庫や給水塔なども展示館やみやげ物店などに使われている。 駅の西側にそびえ立つ明潭ダムは、アジア最大級の規模を誇る。
後ほど紹介しますが、車埕には林業が盛んだったことを示す施設があります。また、駅からはちょっと歩きますが、明潭ダムにも行けます。
車埕を地図上で示すとこちらになります。
もはやかなり山奥です。
車埕駅に到着
水里から再び集集線に乗り、車埕までやってきました。
水里を散策した記事はこちら
水里では殆ど乗り降りがなかったのですが、ここ車埕はかなりの賑わいを見せています。
また、水里でパラつき始めた雨は、車埕に着いた時には少し落ち着いていました。
乗客を乗せた列車は折り返し、再び二水へと向かって走って行きました。
車埕周辺を散策
さて、車埕を散策してみましたので、ここからは車埕の周辺について紹介していきます。
南投車埕木業展示館
まずは、駅前にある「南投車埕木業展示館」に入ってみました。
木工体験ができるスペースや、お土産屋さんを抜けると、工芸品が展示されている建物があります。
そこでは林業の名残を感じることができます。
また、休憩スペースとして軽食提供しているお店もあります。
「ず、ずれてますよ!?」(笑)
情緒溢れる老街へ
つづいて駅の北側にある車埕老街に行ってみました。
道のど真ん中に居座っていた猫
この後、後方からバイクが来たので逃げて行きました。
老街を歩いていると、古い家屋が目立ちます。
林業が盛んだった頃、仕事を求めて移住してきた人が建ててそのまま現在に至った…
そんな印象を受けました。
「民宿」の看板がありましたが、営業しているかどうかまではわかりません。
老街の更に上に行けるようでしたので、登って行ってみることにしました。
明潭ダム
老街の上に行くと、何やら遊歩道があるとのこと。
というわけで、この遊歩道を更に進んで行ってみました。
遊歩道を進んでいくと、一軒の建物がありました。
どうやら食品等を扱っているようなお店だったのですが、シャッターは固く閉ざされており、営業していないことは一目瞭然です。
その店の軒先に目をやると、何やら面白いものが。
空き缶を吊るしているようですが、どんな意図があるのでしょうか??
謎です。
さらに歩いていくと、明潭ダムに到着しました。
のどかです。
ここまではやってこないのか、誰もいませんでした。
途中発見した標識です。「譲る」っていうのは同じなんですね。
突然の悲劇
遊歩道を歩いて、駅に向かっていたその時、悲劇が起きました。
遊歩道を歩いていたカタツムリです。
恐ろしくデカイ…こんなデカイカタツムリ、初めてみました。
踏みつけないように、足元に注意して歩いていたのです。が、ちょっと油断したところ、足元からグシャリという、ガラスが割れるような音が聞こえてきました。
カタツムリを踏んづけてしまいました。
カタツムリにとって起きた突然の悲劇…
注意して歩いていたのですが、申し訳ないことをしてしまいました。
車埕駅周辺
再び車埕駅に戻って来まして、駅周辺を散策してみました。
車程駅の近くを流れる水里渓
ちょっとオサレなセブンイレブン
ブリキの兵士?
どう見てもウサギ跳びにしか見えませんでした(笑)
台中駅に向けて出発
一通り散策を終えると、列車が到着する時間が迫ってきておりました。
この列車に乗って、再び二水に向かいます。そして二水で乗り換え、台中へ。
台中駅に到着した頃には、すっかり陽は落ちてしまっていました。
最後に
車埕は林業で栄えたということもあって、本当に緑が豊富な場所でした。
駅近くを流れる水里渓の水の音にも癒されます。
ちょっと変わった台湾の旅として、行き先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?
それではー!
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