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FUJIFILM X100Fで佐倉市武家屋敷を撮影してきました

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2018年8月。

日本100名城のスタンプを押すために千葉県佐倉市に行ってきました。

佐倉城のスタンプを押しに佐倉城址公園を訪れた記事はこちら

佐倉城址公園を見たあと、佐倉市に残る武家屋敷を見に行ってきました。

というわけで本稿では、佐倉市武家屋敷を紹介します。

佐倉市武家屋敷

佐倉藩士が暮らしていた屋敷で、江戸時代後期に建築されたものです。

「旧河原家住宅」(千葉県指定文化財)、「旧但馬家住宅」(佐倉市指定文化財)、「旧武居家住宅」の3棟で構成されています。

佐倉市武家屋敷の場所を地図上で示すとこちら。

旧河原家住宅

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市内に残る武家住宅の中で最も古いものとされ、展示された調度品に佐倉の武士の生活様式を垣間見ることができる武家屋敷です。

門を潜るとすぐ左手に管理事務所がありますので、そちらで入場料を支払います。

入場料は、210円/大人1名です。

こちらで入場料を支払うと、後ほど紹介する旧但馬家や旧武居家も見学することができます。

旧河原家・台所

まずは台所から見て行きます。 f:id:tidus_tabilog:20210408115034j:plain

台所は土間にありまして、かまどが置かれていました。

ここの家の面白いところは、かまどが設置されていた場所です。

他の家では、壁を背にして設置されていたのに対し、こちらでは部屋を背にして設置されておりました。

これ、煙が思いっきり部屋に充満すると思われるんですが……

実際どうだったんでしょうかね? f:id:tidus_tabilog:20210408115040j:plain

食器なども置かれていました。

旧河原家・風呂場

屋敷の裏側にはお風呂場があります。 f:id:tidus_tabilog:20210408115044j:plain

湯船だけ見ると、結構な大きさです。

そして、湯船の後ろには… f:id:tidus_tabilog:20210408115223j:plain

いすが置かれていました。

江戸時代の風呂文化って、いすを使っていたんですかね?

旧河原家・縁側

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続いて、庭、縁側にやってきました。

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縁側からは、屋敷の各部屋を覗き見ることができます。

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旧河原家・体験用兜

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再び旧河原家の入り口側に戻って来ると、体験用の兜が置かれています。

こちらの兜はかぶることができ、かぶって写真を撮ることができます。

その説明書きを見ると…… f:id:tidus_tabilog:20210408115348j:plain

おや!?

日本遺産の文字とロゴがありました。

日本遺産についてはこちら

旧但馬家住宅

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旧但馬家ですが、当時より現在の場所に建っていた武家屋敷で、建物内の見学・休憩ができます。

こちらの入場料は、先ほど紹介した旧河原家で入場料を払えば追加料金を払うことなく見学することができます。

旧但馬家住宅・玄関

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玄関は正面ですが、右側は土間につながっており、土間は台所となっています。

旧河原家もそうだったように、先に土間、台所を訪れてみました。

旧但馬家住宅・台所

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台所には水道が引かれており、また、ガスコンロも設置されておりまして、すっかり現代の台所になっていました。 f:id:tidus_tabilog:20210408115508j:plain

もっとも、土間にはかまどが設置されておりました。

旧但馬家住宅内

つづいて、玄関を上がりまして、屋敷内を探索してみると、屋敷の中には甲冑が展示されていました。 f:id:tidus_tabilog:20210408115554j:plain

刀ががなかったのは残念でしたが、甲冑は格好いいですね! f:id:tidus_tabilog:20210408115559j:plain

他の部屋も見てみましたが、結構大きな屋敷でした。

旧武居家住宅

つづいて、旧武居家を訪れました。

旧武居家は、旧但馬家の庭を通って移動することになります。外からは入れないので注意が必要です。

旧武居家住宅・玄関

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玄関には、土壁が展示されていたのですが、その土壁に張り付いていたのは…… f:id:tidus_tabilog:20210408115639j:plain

カマキリでした。

生きてはいたのですが、何をするわけでもなく、じーっとしておりました。

旧武居家住宅・土間

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玄関を上がってすぐ左には土間がありまして、そこは他の屋敷と同様、台所となっていました。

消化器が置いてあるのはご愛嬌ですね。

旧武居家住宅内

さて、家の中をウロウロとしてみます。 f:id:tidus_tabilog:20210408115715j:plain

東側(旧但馬家がある方)には、厠がありました。

厠といっても便器はなく、床に穴が空いている様式です。

もちろん使用不可です。

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屋敷内には色々な資料が展示してあります。 f:id:tidus_tabilog:20210408115806j:plain

移築にともない出土した武家屋敷関連の資料も展示されています。

侍の杜

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元々は旧佐倉藩士2家分の武家屋敷があった場所だそうですが、現在は緑地としてその敷地が利用されています。

座敷前庭や裏庭など佐倉藩の武家屋敷地独特の植栽景観を見ることができます。

なお、侍の杜は無料で見学することができますので、武家屋敷と併せて訪れるとよいでしょう。

侍の杜・入り口

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門をくぐると、すぐに武家屋敷の造りをした建物があります。こちらは、明治19年築の軍人屋敷だそうで。

しかし、現在では侍の杜を管理するための建物として使用されていました。

したがって、中をみることはできませんでした。

侍の杜・裏庭

その建物の裏手にまわると、裏庭があります。

裏庭には畑もあったそうで、当時、使用人や農民が耕しに訪れていたとのことです。

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ただ、全くと言っていいほど派手さはありません。

侍の杜・竹林

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竹林は、江戸時代からの佐倉の代表的な景観だったそうです。

こちらの侍の杜では、竹林の散策ができます。

散策と言っても庭の一部のため、規模の大きいものではありませんが… f:id:tidus_tabilog:20210408115934j:plain

それでも、結構な数の竹が生い茂っているのは確かです。

最後に

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本稿では佐倉市の武家屋敷を紹介いたしました。

三家それぞれに特徴があって、飽きずに見学することができました。

今回は訪れなかったのですが、武家屋敷の近くには「ひよどり坂」と呼ばれる坂は竹林に囲まれたフォトジェニックな場所だそうです。

侍の杜の竹林で満足しちゃったのはもったいなかったですね(汗)

今後、佐倉市武家屋敷を訪れる方は、ひよどり坂も併せてご覧になってみてはいかがでしょうか?

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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