2016年8月。
夏休み4日目。前稿でお伝えした通り、墾丁から再び高雄に戻って参りました。それは、台南に向かうためです。
台南への移動方法はいくつかありますが、今回は台鐵を利用して行ってみました。
というわけで、本稿では高雄から台南への移動方法について紹介します。
台湾の古都「台南」
台南はこれまで一度も訪れたことがありません。
ですが、「古都」と称され、また路地裏が面白い街であるということも聞いていたので、是非とも訪れてみたい都市のひとつでした。
高雄から台南への移動方法
高雄から台南への移動方法は複数あります。
- バスで行く方法
- 台湾高速鉄道で行く方法
- 台湾鉄道で行く方法
大きく分けるとこんなところでしょうか。
バスで行く方法
実際にこの方法を採用したわけではないので、調べた限りでしかご紹介できないので恐縮ですが、 高雄客運というバス会社が運営している8046番バスが、高雄市内から台南火車站までを結んでいるようです。
8046番バスですと、高雄火車站から台南火車站まで各駅停車のようですので、到着するまでに恐ろしいほど時間がかかるものと予想されます。
一方、8046A番バスは快速なので、8046番バスよりは早く着くかと思われます。ただし、こちらは左營站から乗らなければなりません。
詳しくは、高雄客運のWebサイトをご覧下さい。
台湾高速鉄道で行く方法
最も高速で移動できるのが、台湾高速鉄道(新幹線)を利用した移動です。
こちらを利用する場合は、高鐵左營站から乗車し、高鐵台南站まで移動することになります。
乗車時間はわずか13分ほどです。さすがは新幹線…早いです。
料金は、指定席で140TD。日本円で500円もしない金額です。
ですが、今回は台湾高速鉄道での移動を選択しませんでした。理由は、到着駅がネックだったためです。
高鐵台南站は、台南市内から少々郊外にありまして、高鐵台南站から再び列車にのって台南火車站まで行く必要があります。
地図で見ると、結構な距離がわかります。
その移動時間を考慮すると、新幹線で行ってもメリットが少ないかなと思ってしまったわけです。
そんなわけで、この時は台湾高速鉄道を利用しませんでした。
台湾鉄道で行く方法
今回、移動手段として選択したのがこちらの方法です。 高雄火車站から台南火車站まで、一本で行けます。
乗車料金ですが、特急である自強號を利用した場合には106NTD。莒光號を利用した場合には、82NTD。区間車(普通車)で行った場合には68NTDです。
乗車時間は、自強號で約30分。莒光號で約40分。区間車で約1時間です。
実際に、自強號で台南まで移動してみた
実際に高雄火車站から自強號に乗って台南火車站まで行ってみました。
正直なところ、当初は普通車に乗っていくつもりだったため、1時間ぐらいは列車に揺れることを覚悟しておりました。
乗車券を購入しようと、券売機の前に行くと、自強號と莒光號の券売機を発見!
ダメ元で試してみると、一番近い時間の自強號で数席空いていたので購入。
120円ぐらいの差なら、特急に乗っちゃいますよね。
高雄火車站周辺をぷらついてみた
さて、乗車券は入手したのですが、乗車時刻まではまだ余裕がありました。
というわけで、高雄火車站周辺を散策してみることにしました。
こちらが高雄火車站です。
駅前のロータリーはバスターミナルとなっています。もっとも、こちらのバスターミナルは街車と呼ばれる路線バスがメインになっていますので、中長距離のバスを利用される方はご注意下さい。
こちらは旧駅舎です。
中はちょっとした博物館になっているようで、高雄火車站の歴史を見ることができるようです。
(「ようです」と書いているのは、僕は中に入っていないためです…)
ちょっと面白そうだったので、駅前にある「南華路」という路地に入って行ってみることにしました。
実際に入って行ってみると、漢字で「印尼」と書かれたところが目立ちました。
軒先で食事をしている人々や料理の内容をみると、インドネシア人街だということがよくわかります。
結局、八徳一路まで歩いて行ったのですが、インドネシア人しか見かけませでんした。
幸福川という名前の川です。だいぶ汚れてますね…
いよいよ乗車
ようやく、乗車時刻が迫ってまいりました。
自強號に乗る前に、駅弁を購入。(写真は撮り忘れました…)
また、駅構内にあるセブンイレブンで、景気付けに一本購入。
自強號がやって参りました。
ちなみに、自強號は全席指定席ですので、立ち乗りができません。
ですので、確実に乗りたい場合には、事前に予約をすることをオススメします。
30分程揺られ、台南に到着です。あっという間の30分でした。
台南はバスの難易度が高い?
台南に到着後、まずは台南の情報を仕入れるべく旅遊服務中心へ行きました。
旅遊服務中心は改札を出てすぐの場所にあるので迷うことはないでしょう。
いろいろとガイドマップを手に入れた後、ホステルにチェックインするべく、バス停へと向かいました。
以前、安宿宿泊記にもちらっと書きましたが、台南火車站前のバス停は、路線によって北ターミナルと南ターミナルに分かれています。
Google Mapで入念に調べて行ったのですが、自分が乗るべきバスのバス停が全く見当たりませんでした。
仕方なく、ホステルに最も近いであろうバス停「西門友愛街口」の名前を、各バス停に書かれている路線図で探し、ようやく乗るべきバスを探し出せました。
こちらの記事も書きました通り、1番、5番、18番です。
また、上の記事でもご紹介した通り、台南を旅する際にも悠遊カードが力を発揮しますので、是非入手していくことをオススメします!
台南の街の様子
台南火車站の駅舎自体も味があってよかったですが、やはりそれ以上に実際の街を歩いてみると一層その街の雰囲気というものを味わうことができます。
ホステルの最寄りのバス停でバスを下車し、ホステルへと向かうべく友愛街を歩きました。
同じ台湾ですが、台北や高雄とはまたちょっと違った雰囲気を感じました。
台北や高雄とは違って、非常に落ち着いた雰囲気の街です。
ここの通りは、衣類を扱っているお店が多かったです。
ただし、若者向けのものではなく、どちらかというと高年齢の方をターゲットとしている印象でした。
余談ですが、ホステルに向かう途中、こんな露店が(笑)
最後に
日本ではあまり鉄道に乗って旅をするということがないのですが、台湾では鉄道旅をしてみたくなってしまいます。
それは以前、十分や車埕を訪れた際にも感じたことでした。
鉄道のシステムは日本と似ているので、初心者でも利用しやすいと思います。
自分自身の「慣れ」という問題もあるかもしれませんが、改めて台湾はとても旅がしやすいです。
本格的な紹介は別稿になりますが、台南、面白いですよ!
台北や高雄に飽きてしまった方、次は台南を訪れてみてはいかがでしょうか?
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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