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日本100名城の一つ『佐倉城』のスタンプを押すべく佐倉城址公園に行ってきました

f:id:tidus_tabilog:20210408113609j:plain 2018年8月。

以前、こちらの記事でも紹介しましたが、『日本100名城に行こう』という本を買ったと書きました。

こちらの本、スタンプ帳がついておりまして、日本100名城に訪れた際に、スタンプを押せるようになっています。

首都圏近郊にも、日本100名城に認定されている城(址)がいくつかある中、今回は千葉県佐倉市の佐倉城のスタンプをゲットするべく、佐倉城址公園を訪れることにしました。

というわけで、本稿では佐倉城址公園を紹介します。

佐倉城

お城というと、石垣があって、その上に本丸が建てられているというイメージが強いですよね?

ですが、佐倉城は石が用いられず、土塁と空堀(からぼり)と水堀で守られた城です。

残念ながら、明治時代に連隊が設置されるに伴って建物は解体されてしまいました。

したがって、現在では佐倉城を拝むことはできず、「城址公園」となっています。

佐倉城址公園を地図上で示すとこちらになります。

電車で行く場合、JR総武本線・佐倉駅か、京成線・京成佐倉駅が最寄駅となります。

今回は京成線を利用して、京成上野駅から特急成田空港行きに乗って京成佐倉駅まで移動しました。

京成佐倉駅からですが、ちばグリーンバスが路線バスを運行しております。

京成佐倉駅で乗車し、国立博物館入口で下車すれば国立歴史民俗博物館の前まで行くことができます。

また、駅の近くには佐倉市観光協会がありまして、観光協会では自転車を借りることができます。(1日500円)

詳しくは佐倉市観光協会のサイトをご覧ください。

佐倉城址公園

さて、ここからは佐倉城址公園の様子を紹介していきます。

ちなみに、車で訪れる場合、国立歴史民俗博物館側ではなく、佐倉市立佐倉中学校側に来た方が楽です。

というのも、歴史民俗博物館側から佐倉城址公園側に来るのに坂を上り下りしなければなりません。

佐倉城址公園を主目的とするか、歴史民俗博物館を主目的とするかで変わりますが、佐倉城址公園、特にスタンプを主目的とするならば、佐倉中学校側に来た方がよいでしょう。

駐車場も空いてました!

大手門跡(追手門)

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佐倉城の大手門があった場所です。 f:id:tidus_tabilog:20210408113847j:plain

この門の西側には、武家屋敷地が整備され、三の丸御殿や会所なども置かれていました。

写真だけですと東西南北がわからないので補足しておきますと、この道をまっすぐ進んでいくと佐倉城址公園があります。つまり、正面が西です。

佐倉城のスタンプと模型

大手門跡を西側にまっすぐ進んでいくと、佐倉城址公園センターがあります。

センターと言っても小さな建物です。

このセンターの入り口に、日本100名城のスタンプ台が設置されています。センター内にもスタンプ台が設置されているので、入り口のスタンプ台が混んでいたら中で押してしまいましょう。 f:id:tidus_tabilog:20210408113916j:plain

センター内には佐倉城の模型が展示されています。

空掘

通常、堀と聞くと水が張ってある堀をイメージするかと思いますが、空堀と呼ばれる堀もあります。

もちろん、外敵から城を守るための溝です。

冒頭でも紹介しましたが、佐倉城は土塁と空堀、水堀を利用して防御を固めていた城です。

城址公園を歩いていると、いくつかの空堀を見ることができます。 f:id:tidus_tabilog:20210408113945j:plain

写真からだとわかりにくいかもしれませんが、結構な深さです。

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駐車場の近くの空堀は緩やかであまり深さもなかったんですけどね。

三の丸門跡

駐車場近くの空堀を抜けると、三の丸門跡があります。 f:id:tidus_tabilog:20210408113956j:plain

「跡」となっていますが、何にも無いんですけどね。

ここを右に行くとあずまやがあります。左に行くと茶室があります。

ちょいと茶室を見て行くことにしました。

富士山とスカイツリー

茶室に行く途中、

ここから富士山と東京スカイツリーが見えます

と書かれた看板があったので立ち寄ってみることにしました。

富士山と東京スカイツリーを臨むことができるポイントの手前には、浅間神社跡を示す案内板が立てられていました。 f:id:tidus_tabilog:20210408114218j:plain

そして、階段を登って、いざ富士山と東京スカイツリーを拝もうと思ったら…… f:id:tidus_tabilog:20210408114225j:plain

何も見えませんでした!(笑)

時間をロスしてしまったので、急いで本筋に戻りました。

茶室

余計な寄り道をしてしまいましたが、茶室に到着しました。 f:id:tidus_tabilog:20210408114230j:plain

看板にも書かれている通り、10時から15時半までの間、お茶をいただくことができるようです。

ただ……

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茶室に目をやると、入り口は閉ざされており、お茶を頂けるような状況ではありませんでした。

残念!

(仮に開いていたとしても飲まなかったと思いますが(笑))

本丸跡

つづいて、本丸跡にやってきました。

(二の丸跡も見たのですが、あまり面白みがなかったので省略します。) f:id:tidus_tabilog:20210408114530j:plain

本丸跡と言っても、何か残っているわけでもなく、ただの広場にしか見えません。

レジャーシートを敷いてイチャついているカップルがいましたが、平和ですね。

兵士のモッコク

本丸跡の奥の方に、兵士のモッコクというものがあります。

兵士のモッコクは、県指定天然記念物となっています。モッコクとは、おそらく「木彫」のことでしょう。

説明書きを見ると、

幹に「昭和十八年十月」「砲隊」といった落書きが彫られています。

とありますので。 f:id:tidus_tabilog:20210408114534j:plain

木には確かに彫られているのですが、上の写真の文字が一番見やすいモッコクではないかなと思います。

落書きって、人間の本能なんですかね?

以前、鋸山に登った時も壁に落書きがあったのを思い出しました。

鋸山に行った記事はこちら

『落書きって人為的なものなのに「天然記念物」って、矛盾してないか?』

と思ったのは内緒です(笑)

銅櫓(どうやぐら)跡

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木造、銅瓦葺、六間四方、二階造りの櫓があった場所です。

江戸城から移築したものだったそうです。

残念ながら、現在では櫓は残っておりませんが… f:id:tidus_tabilog:20210408114632j:plain

ARで櫓を見ることができるようになっています。

色々と工夫されているな〜とちょっと感心しました。 f:id:tidus_tabilog:20210408114637j:plain

櫓から土塁の方に歩いて行くと、再び空堀に遭遇しました。

ここの空堀が最も深さのある空堀でした。

本丸が近く、より防御を厚くするためにこれほどの深さの空堀にしたのでしょうか?

落ちたら大怪我するでしょうね。

最後に

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佐倉城とは関係ないのですが、佐倉城址公園に、古園石仏大日如来像のレプリカがあります。

本物は大分県臼杵市にありますが、

ちょいとどんなもんか見てみたい

という方はこちらを訪れてみてはいかがでしょうか?また、ついでに国立歴史民俗博物館も見学して行ってもよいかと思います。

僕自身、今回は佐倉城のスタンプが目的だったので歴史民俗博物館は入館しませんでしたが…(汗)

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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