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蓮山雙林禪寺に行ってみたら、シンガポールの隠れたおすすめスポットだった!

2018年10月に、FUJIFILM X100Fをぶら下げてシンガポールに行ってきました。

シンガポールへの往路のフライト記事はこちら

2018年5月にシンガポールを訪れた際に訪れたかった寺院があったのですが、その時は訪れることができなかったので今回訪れてみることにしました。

5月にシンガポールを訪れた記事はこちら

というわけで、本稿では、今回訪れた寺院の一つである「蓮山雙林禪寺」というお寺を紹介します。

蓮山雙林禪寺

今回紹介する蓮山雙林禪寺という寺院ですが、見聞きしたことがないお寺だったので、結構マイナーなお寺なのではないか?と勝手に思っていたのですが、実際に訪れてみると、なかなか大きいお寺でした。

1904年に着工し、1907年に創建されたお寺になります。

この後、個別に紹介していきますが、見所は

  • 天王殿
  • 大雄宝殿
  • 法堂
  • 宋式石塔
  • 観音堂

です。

なお、蓮山雙林禪寺の場所を地図上で示すとこちらになります。

行き方ですが、MRTのNorth-South線のToa Payoh駅から徒歩で約15分ほどです。

お世辞にもアクセスのよい場所にあるとは言えませんので、タクシーを使って行った方が楽だと思います。

ここからは蓮山雙林禪寺の中の様子を紹介してまいります。

蓮山雙林禪寺の入り口の門です。ここをまっすぐ進んで行くと、宋式石塔や観音堂があります。

途中で左に曲がると、天王殿や大雄宝殿へと続く門があります。

ちなみに、この門を通らずに左に行くと……

社務所があります。

天王殿

まずは天王殿にやってきました。

天王殿の前はちょっとした広場になっておりまして、盆栽が並べられておりました。

天王殿に入ってみると……

弥勒(みろく)菩薩像が安置されています。

布袋様の様に見えますが、蓮山雙林禪寺のオフィシャルサイトで確認したところ、布袋様ではなく弥勒(マイトレーヤ)と書かれておりました。

弥勒菩薩像の両サイドには、このような像が4体安置されています。

こう見えても天の王だそうです。

なるほど、それで天王殿という名前が付されているんですね。

弥勒菩薩像の後ろにはスカンダ菩薩像が安置されています。

普段、日本人が見慣れている菩薩像には程遠い表情の菩薩像ですね。

大雄宝殿

天王殿の後ろには、大雄宝殿というこれまた大きい建物が控えています。

大雄宝殿は、蓮山雙林禪寺の中でもっとも重要で、かつ、もっとも装飾された建物です。

中を覗いてみると、3体の仏像が安置されています。

この3体は、3つの世界を表しています。

真ん中の像がシッダールタだそうです。つまり、お釈迦様ということですね。

これまで各国のお寺で、色々な仏像を見て来ましたが、それぞれに特徴があって本当に面白いですね。

法堂

つづいて、大雄宝殿の奥にある法堂に行ってみました。

法堂の上階は残念ながら中を見ることができなかったのですが、地下のホールは開放されていて、中を見ることができました。

ホールに入ってみると、奥には涅槃像が安置されています。

宋式石塔

入り口の門で紹介した宋式石塔の下にやってきました。

結構な高さです。

残念ながら石塔の内部には入れないようで、外から眺めるしかありません。

ちなみに、石塔の前には「素食」と書かれた看板が出ておりました。

どうやら素食を提供している食堂のようです。

すでに食事を済ませていたので立ち寄りませんでしたが、中を覗いてみたところスタッフと思われる方々が暇そうにしておりました(笑)

観音殿

宋式石塔の向かいには、観音堂が建てられています。

このお寺を拝観していて改めて思ったのですが、シンガポールという国は中華圏の文化の影響を受けているんだなと。

他にもインドやアラブ、ジャワといった文化の影響も受けていて、一つの国の中にこれだけ色々な文化とコミュニティが形成されているというのは改めて面白いなと感じました。

もちろん、日本も県によって風習や文化が異なるので面白いです。

さて、観音堂というぐらいですから、中には観音様が安置されているのですが、安置されている観音様は非常に興味深いものがあります。

安置されているのは、千手観音像です。

(遠目でごめんなさい。)

京都の三十三間堂も千手観音像が何体も安置されていて圧巻でしたが、こちらの千手観音像は何と言っても全高11.2メートルにも及ぶ大きさに目を奪われます。

まさに、蓮山雙林禪寺の見所の一つです!

その他印象に残ったもの

その他、蓮山雙林禪寺で気になったところ、印象に残っているものなどを紹介します。 まずは、般若室です。

名前がすごいですよね。「般若」ですからね…

つづいてはこちらの円窓。

窓の中に竹の装飾が施されていますが、本物の竹ではないことはおわかり頂けるかと。

どうやってはめ込んだのかが気になりました。

最後は、こちらの屏風のようなもの。

高さ180cmぐらいの複数枚の板をつなぎ合わせて、そこに絵が描かれています。

写真だとなかなか伝わらないかもしれませんが、繊細に描かれていたのでとても印象に残ったものでした。

最後に

というわけで、本稿では蓮山雙林禪寺を紹介しました。

観光客よりも参拝客の方が多かった印象ですので、マイナーなスポットだと思います。とはいえ、色々な仏像や建物の装飾を見ることができ、とても楽しめたお寺でした。

ちょっと変わったシンガポール観光をしてみたいという方、蓮山雙林禪寺を訪れてみてはいかがでしょうか?

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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