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使徒発見!隠れキリシタンに関わりが深い、長崎市・大浦天主堂に行ってみた!

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2018年3月。

47都道府県制覇に向けて、まだ訪れたことがない土地を訪れようと長崎へ行ってきました。

軍艦島ツアーに参加した後、事前連絡をしなくても見学できる教会、大浦天主堂に行ってみることに。

軍艦島ツアーに参加した記事はこちら

というわけで、本稿では大浦天主堂を紹介します。

大浦天主堂

大浦天主堂は、1864年に、フランス人のために創建された教会です。

当時はまだ禁教令が敷かれていた時代ですね。

1933年に文部省によって国宝に指定されました。

しかしながら、1945年8月9日の原爆投下によって甚大な被害を受けています。その後、5年の歳月をかけて修復が行われました。

その結果、1953年には文化財保護委員会によって国宝に再指定されています。

そんな大浦天主堂の場所ですが、地図上で示すとこちらになります。

隣にはグラバー園もありますので、セットで見ると効率的です。

もっとも、僕はグラバー園の方は興味がなかったので今回はパスしました。

使徒発見

大浦天主堂の階段を登っていくと、途中に「使徒発見」のレリーフがあります。 f:id:tidus_tabilog:20210907130544j:plain

使徒発見とは、1865年に大浦天主堂にて、プティジャン神父によって隠れキリシタンが発見されたことです。

当時、西洋風の建物は珍しかったため、見物に訪れた人が大勢いたそうで、その中に混じって隠れキリシタンもやってきました。

その隠れキリシタンたちはプティジャン神父に近づき、キリスト教を信仰していることを告白。このことによってキリスト教徒が発見されたということで、「使徒発見」となりました。

その後、噂を聞きつけた長崎各地の隠れキリシタンがプティジャン神父の元を訪れたそうです。

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なお、「使徒発見」のレリーフが置いてある場所の奥には司教や法王の像も置いてありました。 f:id:tidus_tabilog:20210907130619j:plain

ヨハネ・パウロ2世さんの像がありました。

天主堂と日本之聖母像

さて、天主堂を見るべく再び階段を登って行きます。 f:id:tidus_tabilog:20210907130622j:plain

残念ながら、修復工事中です。

上の写真の中央付近に写っている白い像はマリア像で、日本之聖母像と命名されています。

使徒発見を記念して、当時、フランスから贈られたものです。

さて、天主堂の中に入ってみますと、ゴシック式の礼拝堂があります。

柱には、イエスが十字架を背負ってゴルゴダの丘を登っていく様子の絵が飾られていました。

正面にはイエスが十字架にはりつけられた場面を表現したステンドグラスがはめこまれています。

ここで写真を……

と言いたいところなのですが、礼拝堂内では写真撮影が禁止されていたので、残念ながら紹介することができません。

オフィシャルサイトでは礼拝堂内の様子やステンドグラスの写真が掲載されています。興味がある方はそちらをご覧頂ければと思います。

大浦天主堂のオフィシャルサイトはこちら

祈りの三角ゾーン

さて、隠れキリシタンが多かったという歴史的な背景をもつ長崎。その歴史的な背景があるためか、祈りの三角ゾーンと呼ばれる場所があります。

狙って行ったわけではないのですが、孔子廟に向かう途中で偶然発見しました。

そんな「祈りの三角ゾーン」がこちらです。 f:id:tidus_tabilog:20210907130649j:plain

大浦天主堂、妙行寺、大浦諏訪神社という、教会、寺、神社が接する、全国的にも珍しいスポットです。

居留地時代の1859年には、妙行寺に日本初の仮の英国領事館が開設されていました。

そんな祈りの三角ゾーンは地図上で示すとこちらになります。

大浦天主堂の前は観光客が大勢いたのですが、祈りの三角ゾーンはマイナーなスポットなのか、人通りは少なく、観光客はあまりいませんでした。

グラバー園、大浦天主堂に行った際にはセットで立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

最後に

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大浦天主堂ですが、2018年4月1日より拝観料が改定になります。

僕が訪れた時点では、大人1人600円でしたが、2018年4月1日から1,000円になります。改定の理由は、キリシタン博物館の開館に伴うためとのことです。

また、冒頭に少し触れましたが、長崎の教会の見学は、各教会に事前連絡が必要です。もっとも、大浦天主堂は例外で、事前連絡がなくても見学することができます。

長崎の教会を訪れる際にはご注意下さい。

それではー!

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