Peach Aviationのセールで格安航空券を手に入れまして、土日に台湾へ飛んできました。
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台鐵に乗って、台湾の猫村こと猴硐という場所を訪れましたが、ここからさらに鉄道に乗って、十分という街へ。
本稿では、十分について紹介いたします。
台湾の猫村の記事はこちら
天燈(ランタン)上げで有名な街、十分
十分という街はランタン飛ばしで有名な場所です。ウェブサイト等でもご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?
街の真ん中を列車が走るという珍しい町。駅に降りると、線路沿いに十分老街が広がり、おみやげ屋や郷土料理のレストランが並ぶ。また、線路の上から願いごとを書いた大きなランタン(天燈)を飛ばす天燈上げも名物で、毎年旧暦1月15日に元宵節には夜空にいっせいに天燈を放つ天燈節が行われる。
十分へのアクセス
台鐵の平渓線(ピンシーセン)という支線に乗っていくことになります。
猴硐火車站からですと、
- 猴硐火車站
- 三貂嶺火車站
- 大華火車站
- 十分火車站
いう順番になります。猴硐も山の中でしたが、十分まではさらに山の中を走っていくことになります。
列車もスピードを落として走るので、車窓から見える景色も楽しめます。また、日本の江ノ電と交流があり、使用済みの周遊券を持参すると、おトクな特典付きガイドブックがもらえるそうです。
地図上で示すと、こちらになります。
十分火車站の様子
台鐵・平渓線に乗って、十分火車站にやって来ました。
レトロな列車に、レトロな駅。
ひと昔前にタイムスリップしたかのような印象を受けます。
この十分火車站という駅は、駅舎とプラットホームの移動は、線路の上を移動しなければなりません。(もちろん、各々好きな場所を通ってよいわけではなく、ちゃんとコンクリートでガイドがされておりますが。)ですので、下のような写真が撮影できました。
線路沿いに並ぶ商店群
先ほど引用した、『地球の歩き方 台湾』の説明書きにある通り、線路沿いにおみやげ屋や郷土料理のレストランが並んでいます。
十分火車站から出て、大華火車站方面へ歩いていくと、十分老街があります。ここでは、表題にもある通り、天燈上げが用意されており、誰でもお金を払って天燈上げを体験することができます。やはりこの町一番の売りなのか、呼び込みも盛んです。
天燈上げを行っている方々は、台湾の方が目立ったように思えます。(天燈に書かれている文字が繁体字だったので。)天燈に書かれていた願いごとは、・家内安全・無病息災・学業成就が多かったです。*1
十分瀑布
さて、平渓線で十分にくる途中の車窓からも見ることができるのですが、十分瀑布という滝があります。
こちらも十分の観光スポットの一つです。
マイナスイオンもたっぷりですが、観光客もたっぷりいるので、プラマイゼロです(笑)
十分老街からはそこそこ歩きます。十分旅遊服務中心から十分瀑布歩道に抜けられるので、滝だけみたい方にはそちらのルートから行くことをオススメします。
体力に自信のある方、十分の景色を楽しみたいという方は、十分旅遊服務中心に入って行かずに、そのまま道なりに進んで行かれるとよいかと思います。僕は、何も考えずに、道なりに進んでしまいました。
滝を見るために移動していた際に雷がなっていたので、
一雨来るかな?
と思っていたら、案の定、一雨きました。
仕方がないので、途中の売店で雨宿りです。
ビールを煽りながらしばらく待っていると、徐々に雨が弱ってきたので、駅に戻ることにしました。
十分老街に架かる吊り橋
十分火車站を降りるとすぐ見えるのですが、十分老街の横には川が流れており、吊り橋がかかっています。折角なので、吊り橋を渡って川の向こう側に行ってみました。
が、渡ってみた結果、特に何もありませんでした(笑)民家が並んでいるだけですので、あまり大勢で行ったり、騒いだりすると迷惑になってしまいますね。
野良猫がおりました。猴硐と比べると、圧倒的に数は少ないですが、十分も野良猫がいる町です。
カフェで列車待ち
できれば、更に奥地である平渓まで行ってみたかったのですが、この時点で時刻は17時を回っていたことから、帰りの列車がなくなるのではないかと…また、ゆっくり見ることができないだろうと判断したため、大人しく台北市内に帰ることに。 ですが、1時間に1本というダイヤの平渓線です。そうタイミング良く列車はきません。 そこで、列車が来る時刻まで、月台珈琲*2というカフェで時間を潰すことにしました。
まあ、「カフェ」と書きましたが、ビールを飲んでしまったわけですね(笑)もちろん、コーヒーも扱ってますよ。
ちなみに、月台珈琲では日本語のメニューも用意されておりますので、中国語が話せなくても心配ありません。
十分から台北へ
列車の時間が近づいてきたので、駅へ向かいます。
途中、おみやげ屋さんの看板の下で、すやすやと眠ってました(笑)お店の人も追い払ったりする様子がなかったので、お店の人が飼っているのか、あるいは猴硐と同じく、町で猫を可愛がっているのかもしれませんね。
十分火車站の駅舎内です。
猴硐火車站の駅前にあったポストにも書かれていたのですが、「至幸福」という文字。幸福行きのきっぷは誰でも持つ権利はありますし、有効期限は無期限ですよね。
酔っ払ってはおりましたが、心がほっこりしました。
さて、ここから列車に乗って台北へと向かいます。歩き疲れていたというのもあって、このまま一本で行きたかったのですが、そううまくはいかず…八堵車站という駅で、強制的に乗り換えとなってしまいました。
乗換後の列車に乗って台北方面に行き、台北駅の手前、松山駅で降りることにしました。
その理由は、夜市を訪れるためです。その夜市については、別稿で紹介しておりますので、そちらの記事もご覧下さい。
最後に
以前から訪れてみたかった場所の一つだった十分ですが、実際訪れることができて満足しております。日帰りで訪れたわけですが、十分にも民宿があったので、泊りがけで行くのもよいですね。
夜は夜で違った光景を見ることができるでしょう。特に天燈上げは、昼間よりも夜間の方が写真映えしますし、また一層雰囲気が出るかと思います。ただ、街灯などはあまり見かけなかったので、真っ暗になる可能性もありますね…
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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