2016年8月。
夏休みを利用して、台湾南部周遊の旅に行ってきました。
旅の計画はこちら
この日は、台湾のリゾート地、懇丁から高雄を経由して台南へと移動してきました。
台湾は非常にお寺が多く、街を歩いていると、頻繁にお寺を見つけます。それはここ、台南でも同じです。
弊ブログでもこれまで何回かお寺を紹介してきましたが、その中の一つに、孔子を祀っているお寺、孔(子)廟*1があります。 台南にも孔子廟があり、メジャーなスポットの一つとなっています。
本稿では、台南の孔子廟と、その近くにある愛国婦人会館を紹介します。
台南孔子廟
台南孔子廟は、台湾最古の孔子廟です。創建されたのは1665年のことですので、実に350年以上の歴史があります。
大正12年には、昭和天皇(当時は皇太子)も訪れている場所です。
そんな台湾最古の孔子廟、台南孔子廟の場所を地図上で示すとこちら。
実際に行ってみた!
台南駅からバスに乗っていくのがスタンダードなのかもしれませんが、下の記事でもお伝えした通り、最初に宿にチェックインをしたため、宿がスタート地点となりました。
宿泊したのは、Light Hostel(承億輕旅 台南館)というホステルです。
宿泊記はこちら。
そんなわけで、歩いて孔廟に行きました。
行き方はとても簡単で、友愛街を東へ歩いていけば到着できます。
友愛街〜台南孔子廟
先ほども書きました通り、徒歩で台南孔子廟へ行きました。 まずは友愛街を通って、孔子廟へと向かいます。
地図には載っていなかったのですが、市場を発見!
が、残念ながらやっておりませんでした…
日本食屋を発見! 日本食屋は珍しくありませんが、丼物を扱ったお店は珍しいです。
再び歩き始めまして、 友愛街と忠義路二段の交差点にさしかかりました。あともう一息。
台南孔子廟・西門
台南武徳殿を越えたあたりに、孔子廟に入っていく小道があります。
この小道を入っていくと、孔子廟の西門側に辿りつきます。
こちらが、台南武徳殿です。
台南武徳殿は、日本の伝統武道を広めるために1936年に建設されました。
台南以外に現存するものとして、台中武德殿や、彰化武德殿、高雄振武館、旗山武德殿があるそうです。これらの中でも大きいのがこちらの台南武徳殿です。
(台南市政府觀光旅遊局発行のガイドブック参照)
現在は小学校の講堂として利用されているため、中に入って見学することはできませんでした。
セキュリティのことを考えればやむをえませんね。
さて、ここからは台南孔子廟です。 まずは孔子廟の西門。
門の全体を撮影したかったのですが、 参拝客が多くてなかなか厳しかったため、一部のみの撮影です。やはり台湾最古の孔子廟ということもあって訪れる人が多いです。
この門をくぐって行きますと、本殿前の広場に出ます。
台南孔子廟・本殿
孔子廟の中の様子です。
台北や台中のものと比べると規模が小さいです。
台南孔子廟・その他
つづいて台南孔子廟のその他の建物の様子を紹介します。
本殿の東側にある小さな建物です。 近づいて行ってみると…
本殿の東側にある小さな建物です。 近づいて行ってみると…
大学之道…
と書かれているので、四書の中の一つ、「大学」でしょうか?
さらに東側のにある塔にやってきました。
塔と呼べるほど大きいものではありませんが…
登ってみたかったのですが、入り口におじいさんがおりまして、絡まれそうだったのでそそくさと去ってしまいました。
孔子廟の前には、ちょっとしたトラックがありました。
小学校用の運動設備の一つなのかもしれませんが、一般の人も利用してました。
海外の行政はこうした設備投資をよく行っているような印象を受けます。公園にトレーニング用の器具が普通においてあったりしますからね。
愛国婦人会館
つづいて、孔子廟と大通りを一本挟んだ向かい側にある愛国婦人会館へ行ってみました。
愛国婦人会感の場所を地図上で示すとこちら。
愛国婦人会館とはどのような施設なのでしょうか?台南市政府觀光旅遊局発行のガイドブックに説明が記載されていたので引用します。
日本の戦時中に作られた婦人団体の一つ。本部は台北に設置され、台南支部ができたのは1920年代である。戦後には各地の愛国婦人会が赤十字に移行し、一部分はアメリカの新聞発行所として貸し出され、一部分は図書館になっていた。(以下略)
(台南市政府觀光旅遊局発行のガイドブックより引用)
なるほど、赤十字の前身の団体の施設だったんですね。
看板を見ると、「愛國婦人館」と書かれています。どっちが正解なんでしょうか???
こちらがその館です。 カフェが併設されていて、営業時間は午後5時までだそうです。
この時、午後5時半ごろ…
残念!
ちょっと奥に入って行ってみました。 緑があって、とても落ち着きます。
最後に
台南の孔子廟は、台北や台中のものとは異なり、コンパクトなので、観覧にはさほど時間を要しないです。
(もっとも、資料を一点一点をじっくり見れば別ですが…)
本文ではご紹介できませんでしたが、 孔子廟の周囲には飲食店も多く、食べ歩きにも良い場所です。(通は表通りではなく路地裏のお店いに行くそうです。)
色々とお店を開拓するというのも楽しそうですね!
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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*1:地域によっては孔廟と表記されていたり、孔子廟と表記されていたりとまちまちですが、今回はガイドブックにならって「孔子廟」と表記しています。