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350年の歴史…祀典武廟と大天后宮へ行ってみた

台南孔子廟やその近くのお寺を巡った後、神農老街へと向かう途中で立ち寄ったお寺がありました。
それが今回のネタである祀典武廟と大天后宮です。
 

その時、すっかり陽が落ちてしまい暗かったことに加え、
既に飲んでしまっていたということもあり、撮った写真はブレブレでした(笑)

そんなわけで、翌日改めて訪れてみることにしたわけです。

祀典武廟とは

1665年設立。関帝爺(関羽)が祭られており、一般的には「大関帝廟」と呼ばれている。台湾では唯一祭典が行われる武廟であり、「祀典武廟」と呼ばれる由縁である。廟にある豊富な文物はなかでも「萬世人極」と書かれた扁額が、その崇高な地位を表している。祀典武廟の独立した月老祠では、参拝客が誠意を持って良縁を祈願した後に、神像の前で赤い糸を一本取って身に付ければ願いが叶うと言われている。
(台南市政府観光局発行のガイドブックより)

大天后宮とは

1665年に建設されて、天后と命名された台湾で最も古い媽祖廟。300年余りの歴史を経ても完全な状態で保存されている明時代の建築芸術は、一見の価値がある。
また、大天后宮にて祭られている月老という恋愛の神様には、100年もの間線香の煙が途絶えることにほど、多くの人が訪れる。その傍らえは念願が叶ったあかつきにと持ち寄られた黄金や引き出物のケーキが見られ、その効果が伺い知られる。
(台南市政府観光局発行のガイドブックより)

祀典武廟や大天后宮への行き方

台南火車站からバスで行く場合、5番、77番、88番、99番のバスに乗ると到着します。
しつこいかもしれませんが、台南火車站からバスに乗る際は、行き先と乗り場に注意して下さい。
北側のバス停に停まるバスに乗らなければならないのに、南側のバス停で待っていてもバスには乗れませんので。
また、行き先を間違えると、反対側の進路に進んでしまいますので、バスの表示されている行き先のチェックも忘れずにしましょう!
下車停留所は、赤崁樓になります。乗車時間は、おおよそ5分〜7分程度でしょうか。

祀典武廟は赤崁樓の目の前にあるので、すぐにわかります。

大天后宮の方は、ちょっと奥まった場所にあります。
祀典武廟の目の前にある路地を西側に歩いていけばたどり着くことができます。

この路地を入っていくと、大天后宮へ到着です。

実際に祀典武廟と大天后宮へ行ってみた!

祀典武廟

以前、神農老街に行った際に、お盆のような行事が行われていたと書きました。 

どうやら、この日が本番だったのか、祀典武廟の前ではテントが張られ、
お供え物がたくさん並べられていました。

あるいは、先の引用文にある通り、祭典だったのでしょうか?
そのいずれであるか、僕にはわかりませんが、大勢の大人が準備に追われていました。

このまま行事の様子を見ていたら何か貰えるかも…なんて考えが頭の中をよぎりましたが(笑)

関羽が祀られていることがよく分かりますね。
提灯に、「關聖帝君」という文字が書かれています。

台南に限ったことではありませんが、関羽は商売の神様として崇めらています。

参拝客も…
おじいちゃん、おばあちゃんが目立ちました。
ご近所から集まってくるんですかね?

屋根の上には神聖の象徴、龍の装飾が施されていました。

祀典武廟の離れ?

祀典武廟の向かいにも小さなお寺があります。

最初は全く関係のないお寺かな?と思って見に行ってみたのですが、
飾られている提灯を見ると、「祀典武廟」との文字が。

なにやら関係性がありそうですが、
どんな関係があるかはわかりません(笑)

大天后宮へ

軽く撮影を済ませると、大天后宮への路地裏探訪を開始です。

冒頭にお伝えした通り、こちらの路地を入っていくと、大天后宮に行くことができます。
早速入って行ってみましょう!

お茶のお店だったような、漢方薬のお店だったような…
いずれにしても、提灯を使った装飾が良かったので撮影してみました。

少し進んでいくと、謎めいた建物が…
狛犬のような像があったので、廟かな?とも思ったのですが、
閉ざされていたので謎の建物です。

もう少し進んでいくと、分岐点が。
まっすぐ進んでいけば大天后宮に到着することはわかっていたので、敢えてここでもう一方の方へ行ってみることにしました。
台南は路地裏にこそ名店があると言われているので、路地があったら突撃した方が良いです。
もしかしたら、思わぬ発見があるかもしれませんよ!

ですが、今回はただの住宅街だったようで、お店がある気配はしませんでした(笑) そういえば、ドラマだか、映画だかの撮影をやってました。

元の路地を進んで行き、大天后宮に到着です。

見上げると、見下ろしている方々が(笑)

早速、門をくぐって入ってみました。

見学していて感じたのは、ここの装飾は、他の廟と比べて派手ですね。
仏像もこんな感じで派手な装飾が施されていますからね…

角が生えているので鬼かな?

対でもう一体設置されていました。
この二体が仏像の前に置かれていたので、仏像を守っていることを表現しているのでしょうか???

説明が全くなかったので、何が何だかさっぱりでしたが、
それがかえって余計な先入観を排除してくれたので、純粋に興味を持って見学することができました。

今回訪れたところ(まとめ)

というわけで、今回は2つのお寺へ行ってまいりました。
祀典武廟の方は、さほど大きくないのでさくっと見ることができますが、
大天后宮の方は結構大きいので余裕をもって行った方がよいでしょう。
今回、写真を多く掲載しましたが、これでもかなりカットしました。
見所が多い廟ですので、赤崁樓とセットで見学してみてはいかがでしょうか?

祀典武廟

入館時間 午前8時30分〜午後9時
拝観料 無料

大天后宮

入館時間 午前5時30分〜午後9時
拝観料 無料


最後までご覧頂きありがとうございました。

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