2018年2月。
京都に行ってお寺巡りをして節分のイベントに参加しようとか、あるいは富山・福井方面に行って雪景色の撮影をしようとか企んでいたのですが、個人的な懐事情の問題で我慢することに。
また、年末年始、Nikon D750でばかり撮影をしていたことからすっかりFUJIFILM X100Fの出番がなくなってしまっていたということもあって、X100Fを愛でるべく、江戸東京たてもの園というところに行ってきました。
本稿では、江戸東京たてもの園について紹介します。
なお、あまりにも写真が多くなってしまったため、複数回に分けて紹介します。
江戸東京たてもの園
今回紹介する江戸東京たてもの園は、東京都小金井市にある施設で、都立小金井公園内にあります。
地図上で示すとこちらになります。
アクセス
アクセスですが、
- JR中央線・武蔵小金井駅からバスで行く方法
- JR中央線・東小金井駅からバスで行く方法
- 西武新宿線・花小金井駅からバスで行く方法
があります。
詳しい説明は、江戸東京たてもの園のオフィシャルサイトに譲ります。
なお、僕はJR中央線・武蔵小金井駅から関東バスに乗って行きました。
帰りは西武バスを利用して武蔵小金井駅へ。
江戸東京たてもの園から近いのは関東バスの方ですが、運賃が安いのは西武バスの方でした。
小金井公園入口
関東バスに乗って「江戸東京たてもの園前」で下車し、100mほど戻りまして、小金井公園の入り口にやってきました。
公園の入り口なのですが、住宅街が近くにあり、住民の方々の生活道路にもなっているようです。
ここの道をまっすぐ歩いて行くと、小金井公園、そして江戸東京たてもの園があります。
ビジネターセンター
江戸東京たてもの園の入り口になります。
この建物内でチケットを購入し、園内へと入って行きます。
料金は大人400円/人です。
なお、こちらの建物ですが、1940年に皇居前広場で行われた紀元2600年記念式典のために仮設された式殿が移設、改修されたものだそうです。
旧自証院霊屋
ビジターセンターを抜けて園内に入ると、まず目に入ってくるのがビジターセンターの正面にある旧自証院霊屋です。
三代将軍徳川家光の側室を供養するために建立されたものです。
ボンネットバス
この後紹介する、常盤台写真場と三井八郎右衞門邸との間に古いバスが置かれています。いわゆるボンネットバスと呼ばれているものです。
行き先は「上野広小路」となっています。
上野広小路というと、湯島と御徒町との間に位置している場所で、なかなかのディープスポットでもあります。
以前、X100Tをレンタルした際に撮影に行きました。
ベンチがノスタルジーを感じさせます。
さて、こちらのボンネットバスですが、いすず製のバスです。
渋いです(笑)
なお、こんなものも発見しました。
このステッカーが貼られているということは、現役で動いているってことなのでしょうか??
常盤台写真場
つづいて、常盤台写真場に入ってみました。
こちらの建物は1937年に建てられたものだそうです。
常盤台写真場1階
1階は居住用に使用されていたようです。
北側には炊事場と風呂場が設けられています。
湯船が小さいですね。
台湾の金瓜石の黄金博物館へ行った時にお思ったのですが、昔の人はこんな湯船の大きさで満足できたんですかね?
まあ、現代の独身用の居室も似たようなもんですが…
金瓜石を訪れた時の記事はこちら
つづいて、書斎へとやってきました。
この家の住人の息吹が聞こえてきそうな、そんな空間でした。
黒電話!!レトロでいいですね〜
常盤台住宅地の地図が展示されていました。
東武鉄道が運営してたんですね。
階段を登って2階へと移動します。
常盤台写真場2階
2階は写真場として使用されていました。現在でいうスタジオってやつですね。
上の写真の左上(方角でいうと北側)には天窓がありまして、ここから光を取り込んだそうです。
しかも、天井は斜になっていまして、光が壁に反射するように計算されていたそうです。
すごい!の一言でした。
こちらは着替え用の部屋として用いられていたそうで。
2階はフローリングがベースだったのですが、こちらの部屋だけは畳が敷かれていました。
三井八郎右衛門邸
つづいて、常盤台写真場の向かいにある三井八郎右衛門邸に入ってみました。
玄関を上がると、すぐにあったのが……
洗面所です。
手洗いうがいは重要ですね!(笑)
立派な木戸ですね。
三井八郎右衛門邸2階
まずは2階から見ていきます。
階段の壁には肖像画が飾られてました。(誰の肖像画かは存じ上げませんが(笑))
家の柱にはこのようなものがいくつもありました。
三井の家紋かな?と思ったのですが、よく見ると違いますね。
何でしょう??
こちらは寝室です。
和室ですが、ベッドやら洋式の椅子やらが置いてあります。
残念ながら、こちらの部屋には入ることができませんので、入り口での撮影のみです。
寝室の隣にある和室にやってきました。
残念ながら、この奥は立入禁止。
立入禁止にされると気になるっていうのが人間の心理ってやつですよね。
気になって仕方がありません。
ボランティアのガイドさんに質問してみればよかったな……
廊下には立派なシャンデリアが飾られてました。
三井八郎右衛門邸・蔵
一度1階に戻りまして、奥へと進んでいきます。
家の奥には蔵がありまして、蔵の中も見学することができます。
蔵は3階建てになっています。2階は備品が展示されており、3階は襖が展示されていました。
三井八郎右衛門邸1階
再び1階に戻ってきました。
蔵への通路にはキッチンが設けられています。
大きなキッチンですよね。というか、これって個人宅を通り越して飲食店レベルなのでは??
北側に面しているので、差し込む光が冷たいです……
庭に面している廊下です。
左側は応接間のような部屋が二つ並んでいました。
その応接間と思われる部屋の一つです。
ここで商談なども行われたのでしょうかね??
先ほどの廊下をまっすぐ行くと、和室もありました。
客室だったのでしょうか?
それにしては質素な感じです。
この部屋の向かいには、玄関から入ってすぐにあったトレイがあります。配置からすると、客室とは考えにくいですよね……
三井八郎右衛門邸・庭
三井八郎右衛門邸は庭も見ることができるので、庭にもお邪魔しました。
なかなか立派な庭ですね。
雪はだいぶなくなってしまいましたが、雪化粧が施されていたらなお美しかったでしょうね。
最後に
本稿では、江戸東京たてもの園の西エリアの半分をご覧いただきました。
正直言いますと、撮りがいがありすぎて、回るペースが遅すぎました(笑)
見学していて、外国人を連れてきたら喜ぶだろうなと感じた次第です。実際、外国人観光客を結構見かけましたし。
もし、伝統的な日本家屋や文化が見たい、なんていう外国人の友人がいたら、ここを紹介するのが手っ取り早いと思います。
園内でガイドをしているボランティアの方の中には英語で案内できる方もいらっしゃいますので、より楽しめるのではなかろうかと。
冒頭にも書きました通り、写真が多すぎるので、あと数回江戸東京たてもの園について書かせて頂きます。
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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