ベトナムの交通手段の一つに、寝台バスがあります。日本でいう長距離バスのようなものです。日本とちょっと違うのは、オープンバスと呼ばれている点で、購入するチケットの種類によっては、途中での乗り降りが自由にできるようです。
そんな旅もしてみたいのですが、この旅はそんな時間的な余裕があるわけでもなく、今回はフエーホイアン間をバスで移動しました。
フエの寝台バス乗り場
運行する会社によって違うと思いますが、今回僕が利用したのはThe Sinh Touristという会社です。
この会社のフエでの寝台バス乗り場はこちらになります。
乗車券への引き換え
チケットの(予約)購入の仕方は別稿で説明しておりますので、そちらをご覧いただくとして、ここでは、乗車券の引き換えから乗車までについて記載いたします。
チケットの(予約)購入の仕方はこちら
The Sinh Touristのオフィスに入ると、既に数名の乗客が待機してました。乗客の殆どはベトナム人の家族連れで、しかも小さい子供を連れていました。
カウンターの女性にe-Ticketを見せると、彼女はパソコンに僕の情報を入力し、乗車券を発行してくれました。事前の案内では、パスポートと決済に使用したクレジットカードも必要と書かれていましたが、クレジットカードは特に要求されませんでした。
チケットを見ると、
Order 1 Seat 2
と書かれていました。
Order 1なのに、なんでSeat 2なんだ? σ^_^;
オフィス内のトイレ
ここに来る前にビールを飲んでしまったために、トイレに行きたくなってきました。
トイレを探すと、オフィス内の一番奥にトイレがありました。ただし、トイレットペーパーは置いていないので、必要な方は自分で用意する必要があります。
13時15分頃…
どうやらバスが到着したようです。
乗車、そして出発
大きな荷物はスタッフが預かり、荷台へと積まれて行きます。僕はバックパックだけですので、そのままバスの中へと入って行きました。
乗車券を見せると、一枚のビニール袋を渡されます。
バスの中は土足厳禁でして、靴をビニール袋に入れなければなりません。この点も日本のバスと違うところですね。
僕のシートはNo.2でしたので、出入り口から直ぐの、ど真ん中のシートでした。
荷物を足元に置き、ドカっとシートに腰掛け、そのまま体を倒しました。
初めて寝台バスというものに乗りましたが、なかなか快適ですね。
僕は、小さい子供を連れた夫婦に挟まれた形となりました。
替わりましょうか?って言った方がいいかな?
そう思っていた矢先、女性の方から日本語で話しかけられました。
日本人ですか?
(え?日本人女性だったの?)ええ、そうですよ。
私達、小さい子供がいます。良かったら、席、替わってもらえませんか?
よくよく聞いてみると、日本語がネイティブの人の発音ではありませんでした。が、流暢に話すので、本当に驚きました。
いいですよ。それじゃ、僕がそちらに行きますね。
そう言うと、僕らは座席を交換しました。
日本語、お上手ですね!」
彼女に言うと、
ありがとうございます。日本語で仕事をしているので、話す機会が多いんです。
そうでしたかー
小さい子供を連れていたことから、邪魔しては悪いなと思ったので、それ以上は特に話しはしませんでしたが、現地の人と話ができて妙な満足感を得ました。
スタッフも全員乗り込み、バスはダナンに向けて出発。
流れる景色を眺めているうちに、いつの間にかウトウトしてしまい、眠りに落ちていました。
一時間後……
目覚めるとバスは山岳遅滞を走っていました。 GoogleMapで確認すると、ダナンまではまだ距離がありました。
どの辺りでトイレ休憩はいるのかな?
そんなことを考えていると、遠くに海が見えてきました。
トイレ休憩について
ダナンは、あの辺りか。トイレ休憩は、まだまだ先かな。
twitterをやったりして時間を潰していると、トレイ休憩の場所に到着したようです。
てぃーし@tidus_tabilogトイレ休憩です。ここで20分ほど留まるそうです。 https://t.co/V7OG4nfOVK
2016/01/03 17:18:40
運転手から20分休憩と伝えられると、乗客は次々とバスを降りて行きました。僕も、バックパックを背負って、バスを降りてトイレに行きました。
建物の様式が特徴的で、リゾートに来たかのような錯覚に陥ります。
用を済ませた後、ビールでも飲もうかと思ったのですが(苦笑)、結局何も飲まずにさっさとバスに戻ることにしました。
飲んでしまうと、またトイレに行きたくなってしまうかもしれませんしね(。-_-。)
バスに戻ると、何人かの乗客はそのままバスの中で待機していたのですが、まだ戻ってきていない方々の席を見てみると、意外と荷物を置きっぱなしにして外に出てました。
もちろん、貴重品とかは持って行っているかと思いますが、ここは日本ではありません。ですので、鞄を置きっぱなしで離れるという光景が、僕にはとても新鮮な光景に映りました。
休憩時間が終了し、乗客がバスに乗り終えると、 バスはダナンに向けて再び出発しました。
ダナンに到着&出発
外を見ていると、にぎやかな光景に変わってきました。
どうやらダナンに到着したようです。
バスはダナンのThe Sinh Touristのオフィス前に停車し、そこで乗客の大半が降りて行きました。
ふと、窓の外を見ると、若い女性のグループが、車道を亘ろうとしていました。
バスに乗るのかな?
よく見ると、スーツケースを持って、交通量の多いベトナムの車道を横断しようとしていたのです。
ひっきりなしに来る車やバイクの間を縫って、やっとこさ車道を横断してきました。
そして、彼女らはバスに乗ってきました。
まだ若いなぁ。20代前半くらいか。学生かな?
彼女らの会話が聞こえてきました。
そして、韓国人のグループだと認識するのに時間を要しませんでした。
てぃーし@tidus_tabilogダナンで人が沢山降りたと思ったら、今度は韓国人の女性のグループが乗ってきました。賑やかな旅です(笑)僕は、腹が減っているお陰で完全に省エネモードです。ビールでもあればテンション上がるのに…
2016/01/03 18:26:38
フエは、25〜27℃ぐらいでしたが、ダナンは30℃ぐらいありました。そのせいか、彼女らはショートパンツを履いており、肌の露出が目立ちます。
彼女らは座席を確認すると、僕の周りに座りました。
こうも露出されると、目のやり場に困るな……(。-_-。)
仕方なく、僕は窓の外を眺めていました。
乗客が全員乗ったようで、バスは再びホイアンに向かって出発です。
ダナンからホイアンまでは、50分ほどです。道は空いており、快適な旅でした。
再度、Google Mapを確認すると、ホイアンまであとわずかというところまで来てました。
僕は荷物を整理し始め、下車に備えます。
5分後…
バスは道を間違えたようでした(笑)
さらに2分後…
ホイアンのThe Sinh Touristのオフィスに到着しました。
ホイアンに到着
ホイアンに到着すると、バス降り場にバイタクが寄って集って来ました。この光景は、フエと同じです。
僕はバックパックと靴の入ったビニール袋を持ってバスを降りると、バイタクに声をかけられる前に歩き始めました。
宿は恐らくあっちだろう…
そう思った僕は、地図で方向を確認することなく、その場を後にしました。
が、逆方向だったことは内緒です(笑)
最後に
僕は、東南アジアを旅する醍醐味の一つに長距離バスでの移動があると思っています。財布をスられたとか、物を取られたとか、そういった話を聞くこともありますが、それでも一度はバスで旅をしてみるといい経験になると思うんですよね。
飛行機だと本当に短時間ですが、バスだと変わりゆく景色を楽しむことができます。
機会があれば、また乗ってみたいものです。
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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