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香港に一度入境してからマカオへフェリーで行く方法と注意点をまとめました

2018年11月末。特典航空券を取得して、香港へと飛びました。

香港へのフライトに関する記事はこちら

何かを見たり、撮ったりするために香港へと渡ったのではなく、純粋にDINING hで食事をしてみたかっただけなのですが(笑)それではもったいないと思いまして…

せっかくなのでマカオにまで足を伸ばしてみることにしました。

というわけで、本稿では、一度香港からマカオへ行く方法について紹介します。

日本からマカオへ行くには?

日本からマカオへ渡るにはいくつかの経路があります。

主な経路としては、

  1. 日本からマカオへ直接飛ぶ
  2. 香港国際空港から行く
  3. 香港からフェリーで行く

です。

日本からマカオへ直接飛ぶ

この方法が一番簡単です。

成田空港(NRT)からマカオ国際空港(MFM)まで直行便が就航していますので、成田空港から直接飛んでしまえばマカオに到着です。

もっとも、NRT-MFM線は、就航している航空会社が一社だけなので、競争原理が働かないため、運賃は安くなりにくいというデメリットがあります。

香港国際空港から行く

対して、東京ー香港線は複数社が就航しているため、競争原理が働きます。従って、比較的安価に飛ぶことができます。

そして、香港国際空港からマカオまでは直接フェリーで行くことができるため、一度香港に入境しなくともマカオに行くことができます。

この方法のデメリットですが、

  • 夜間のフェリーがないこと
  • 便数が少ないこと

です。

ちなみに、香港国際空港とマカオ間のダイヤは下記の通りです。

香港国際空港→マカオ

便名 時刻
8S121 11:00
8S123 13:15
8S121 17:00
8S123 22:00

マカオ→香港国際空港

便名 時刻
8S210 07:15
8S212 09:30
8S215 11:30
8S218 15:15
8S2113 19:45

料金表

クラス 大人 子供(2〜12歳未満) 子供(2歳未満)
エコノミークラス 270HKD 205HKD 150HKD
スーパークラス 435HKD 325HKD 215HKD

(注)座席を利用しない1際未満の子供は無料

香港からフェリーで行く

二番目の方法と似たような方法ですが、違う点は、香港に一度入境してからマカオに渡るという点です。

この方法は、一度香港に入境しなければなりませんが、フェリーの便数は多いですし、香港国際空港から直接行くよりも安く行くことができます。

また、夜間も運航しているという点でも違いがあります。

今回は、この経路でマカオに渡りました。この方法を採用したのは上記で挙げた理由以外にもありまして。敢えて一度香港に入国してからマカオへと行ったのは、両替のレートの恩恵を受けるためです。

以前、こちらの記事でも紹介しましたが、香港での両替は重慶大厦(チョンキンマンション)で両替をするのが良いです。

したがって、空港では必要最低限だけ両替をして、重慶大厦に移動し、両替をしました。

なお、最低限の両替というのは、香港国際空港から重慶大厦のある尖沙咀までの交通費です。先ほどリンクを貼った記事内でも紹介しておりますが、香港国際空港から尖沙咀までは、A21バスで33香港ドルです。1,000円も両替すれば十分ですが、心配な方は2,000円ほど両替してはいかがでしょうか?

かつては色々な噂があった重慶大厦です。1階は両替所が並んでいます。

上の記事でも紹介しておりますが、入り口にある両替所はレートが悪いので注意しましょう。下手すると空港の方が良かったりします。なかなかな雰囲気を醸し出しているので、奥まで行くのが怖いかもしれませんが、奥へ進んで行くと、好条件の両替屋がありますので勇気を出して進んで行ってみましょう(笑)

この時は、概ね1円=0.68香港ドルというレートでした。その中でもっとも良かったのが1円=0.69香港ドルでしたので、その両替所で両替を済ませました。

なお、実際にマカオに行ってから判明したのですが、マカオでのレートは1円=0.64〜0.65パカタでした。

厳密に言えば香港ドルよりパタカの方が弱いので等価とすることはできませんが、1香港ドル=1パタカとしてマカオで取り扱われていることから考えると、

  • 1万円を両替した際に交換される貨幣の量が香港の方がいいこと
  • 香港ドルはマカオで使うことができても、パタカは香港で使用することができないこと

からやはり香港ドルにしておく方がよいかと思います。

入出国カードについて

香港に入境したり、あるいは香港から離境する際には入出国カードの提出が必要になります。

上述の通り、今回は空路で香港に入り、海路で香港から出て行きました。また、帰りは香港へは海路で入境し、空路で出て行くという経路を辿っています。

ここからは、それぞれの入出国カードの記入について紹介します。

空路での入国カードの記入について

一般的な香港の入出国カードの記入方法については、JALのウェブサイトに記入方法が掲載されておりますので、そちらをご覧いただくと良いかと思います。

本稿では、香港で宿泊せずに香港経由でマカオに行く際についての記入方法に特化しておりますので、そこにフォーカスして説明いたします。

香港の入国カードには、”Address in Hong Kong”という項目がありまして、香港での滞在先を書く項目があります。

香港で宿泊してからマカオへ行くというのであれば、宿泊するホテル等の名前を書けますが、今回のように香港を通過してマカオに行く場合、どのように記入すればいいか?それに関する情報が出てこなかったんです。

というわけで、人柱になるつもりで突撃してみました。

先ほどの項目には、Macau(マカオ)と書いて入国審査官に出してみました。

すると……

入国カード見てないしwww

というわけで、これでも大丈夫なようです(笑)

香港経由で深圳に行くなら、Shen Zhenと書いても大丈夫かもしれませんね。(ただし、自己責任でお願いします。)

海路での出国カードの記入について

香港とマカオは特別行政自治区のため、それぞれを行き来する際には必ずイミグレーションを通ることになります。

(ただし、香港国際空港の制限エリアから直行する場合を除く。)

従いまして、船に乗る前に出国手続が必要になります。

香港では、入国カードと出国カードも必要になるため、船に乗る前のイミグレーションではパスポートと出国カードが必要になります。

出国カードは入国カードがカーボン用紙になっているため、重複して記入する手間が省けますが、一部、改めて記入しなければならない項目もあります。それは、渡航先(行き先)や搭乗する便などについての情報、それと、署名です。

僕はこれらを記入するのを忘れまして、そのまま出国審査官に提出したのですが…

見てねーし(笑)

何も問題なく出国できてしまいました。

海路での入国カードの記入について

先ほど、空路での入国カードの記入について説明しましたが、今度は海路で香港に入境する際のカードの記入方法です。

海路であっても空路と同じ入国カードを記入することになりますので、特に違う点はありません。ただし、フェリーの便名はフェリーに乗る前に控えておいた方がよいでしょう。

僕はすっかり忘れてしまいまして、入国カードに記入することができず、空欄で提出してしまいました。特に止められたりしませんでしたが、万が一ということもありますので、マカオで乗船前に控えておくと良いかと思います。

また、同じく”Address in Hong Kong”の項目がありますが、こちらについては搭乗する飛行機の便名を記入して提出しました。

空路での出国カードの記入について

空路での出国カードについては、先ほど紹介したJALのサイトに掲載されている通りに記入すればOKです。

マカオの入出国カードについて

マカオの入出国カードですが、マカオでは提出が求められていないので、パスポートだけ出せば大丈夫です。

ただし、入境の際に渡される髪は、宿泊するホテルでチェックインする際に提示を求められるので紛失しないように気をつけましょう!

TURBOJET(フェリー)について

ここからは香港とマカオをつないでいるフェリー、TURBOJETについて紹介します。

香港からTURBOJETに乗る場合、香港島の上環か、もしくは九龍が乗船場所になります。

便数が多いのは、香港(上環)の方です。日中は15分間隔で運航しています。今回は香港(上環)から乗船したので、そちらをメインに紹介します。

香港(上環)からマカオへ

香港(上環)の乗船場はこちらになります。

MTRで上環まで行き、そこからフェリーに乗ります。上環駅を降り、駅から直結している信徳中心という商業施設の3Fに行きます。そこにフェリーのチケット売り場があります。

チケット購入時点では座席はわかりません。というのも、乗船前のもぎりの際に座席が指定されるからです。チケットを渡すと、番号とアルファベットが書かれたシールを貼られます。これが座席番号になるというわけです。なんというアナログなシステム(笑)

ここから約1時間でマカオに到着です。

ちなみに、香港(上環)からマカオへのフェリーの料金は下表の通りとなっています。(タイパ行きも同料金です。)

スーパークラス エコノミークラス
昼便(平日) 346HKD 171HKD
昼便(土日祝) 371HKD 186HKD
夜便(平日・土日祝) 391HKD 211HKD

マカオから香港(上環)へ

マカオから香港(上環)に帰るフェリー乗り場はこちらになります。

また、マカオの南側(タイパ地区)にも乗船場があります。

世界遺産はマカオ半島の方に集中しているので、観光目的であれば前者の方が便利です。また、タイパから香港(上環)へは、2018年12月時点で、10:10と14:10の2便しか運航していないため、色々と制約が出てきてしまうかと思います。

なお、マカオから香港(上環)へのフェリーの料金は下表の通りです。(タイパからも同料金です。)

スーパークラス エコノミークラス
昼便(平日) 335HKD 160HKD
昼便(土日祝) 360HKD 175HKD
夜便(平日・土日祝) 380HKD 200HKD

ちなみに、マカオのフェリーターミナルやフェリー内はこんな感じです。

フェリーターミナルの1階は到着ロビー、2階が出発ロビーです。3階は飲食店やお土産屋が並んでいます。出発前に3階のコーヒーショップでコーヒーを購入しました。

香港へ帰るフェリーです。往路よりも大きいフェリーでした。

午前中の便だったためか、空席が目立ちました。途中、結構船が揺れたので船酔いしてしまう人もいるかもしれません。

九龍ーマカオ線

先ほど、九龍からマカオに渡ることもできると書きましたので、乗り場を紹介しておきます。

料金は、先ほど紹介した香港(上環)線と同じ料金体系となっております。

最後に

というわけで、本稿では香港に一度入境してからマカオにフェリーで行く方法とその際の注意点をまとめました。今回は香港はほぼスルーでしたが、香港とマカオを合わせて楽しみたいという場合の参考にもなるかと思います。

余談ですが、フェリー乗り場にはヘリコプターのチケットも販売されておりまして、香港とマカオをヘリコプターで移動できるようです。料金は調べておりませんが、15分で移動できてしまうそうです。

また、香港やマカオのSIMカードについてもまとめておりますのでそちらも併せてご覧いただければ、よりマカオ旅行への事前情報がわかるかと思います。

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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