本稿は、自分の考えと感情を綴っているため、常態で書いております。
20代の頃はあんなに出不精だったのに、30代の中頃から、定期的に旅立たずにはいられない性分になってしまった。
旅に出る理由はただ一つ。
精神状態をリセットするため
これに尽きる。
普段、僕は会社勤めをしている。仕事や人間関係でストレスを感じることも少なくない。
かつては、精神状態をリセットする方法は特になく、休日に引きこもってゲームをしたり、あるいは、株式投資で儲けることが唯一の楽しみだった。
一眼レフは一応持っていたものの、いつの頃からか、あまり写真を取らなくなってしまっていた。
ところが、ふと思い立って独りで海外に行くようになってから、海外に行くと自分自身の精神状態がリセットされることに気がついた。
すべてはここから始まった。
僕を知る人はそこにいない。そんな解放感からか、肩肘はることなく等身大の自分でいることができ、ストレスも解放できた。
2016年。
LCCのおかげで、気が狂ったように飛びたった。そして、旅は中毒性があることを学んだ。
そして2017年。
海外に行かないと、自分自身を解放できないことも学んだ。2017年は、SFC修行のため、国内で色々なところに飛び、マイルやプレミアムポイントは貯まったものの、同時に欲求不満な自分自身がそこにいた。
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以前、こんな記事を書いた。
海外一人旅の醍醐味は、困ることにある。
そうなのだ。SFC修行では国内線専門で行なっていたため、どこに行っても日本語が通じてしまう。それ故、特に困ることはなかったのだ。
SFC修行中、海外でしか味わうことができない言葉の壁、文化の違いに触れることに飢えていたのだ。
SFC修行後、初めてのフライトかつ初めての海外でインドネシアのジャカルタに行った。
日本語は通じないし、文化の違い、宗教の違いに触れることができ、楽しむことができた。もちろん、現地では日本人と話す機会はなかったし、インドネシア人と日本語で話す機会も一切なかった。
そのおかげで、僅かばかりの時間ではあったが、日本でのことを忘れることができた。
と同時に、無事に帰ってきたことで小さな自信にもなった。
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ここ最近、会社で苛々してばっかりだ。この苛立ちを早く解放したい。そのために、僕には海外一人旅が必要なのだ。
あと一週間。あと一週間我慢すれば、僕は海外に行く。僕のことなど誰も知らない場所に行けるのだ。
そして、小さな自信と、大きな寛容さを取り戻して帰ってこようと思う。