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金の仏塔からバンコク市街を一望できる寺院、Wat Saket(ワット・サケート)に行ってみました

2018年9月。

FUJIFILM X100Fをぶら下げて、ふら〜っとバンコクに行ってきました。

今回の訪泰でメインに考えていたのは、本稿で紹介するWat Saket(ワット・サケート)でした。ガイドブックでは目にすることが少ないかもしれませんが、結構有名なお寺のようです。おそらく、日本人向けのガイドブックで紹介されにくいのは、交通の面でややハードルが高いからかもしれません。実際訪れてみると大してハードルは高くないんですけどね。

というわけで、本稿でワット・サケートを紹介します。

Wat Saket(ワット・サケート)

ワット・サケートは仏陀の遺物が納められているお寺で、Golden Mountain(金の丘)と呼ばれる人工の丘の頂上には、金の仏塔が立てられています。

また、毎年 11 月には1週間かけて寺の祭りが開催され、多くの巡礼者が訪れます。

そんなワット・サケートの場所を地図上で示すとこちら

地図上で見ると、MRTやBTSからも離れていて、バンコク初心者にとっては、訪れるのはハードルが高いように思えますが、ご安心を。

そして、ワット・サケートの全体像がこちらになります。

金の丘の他にも、色々な仏像があって、見応えのある寺院です。

なお、上の全体地図内にLucky Buddhaが2つありますが、どちらか一方はFortune Buddhaだったと記憶しています。このテキトーさがタイっぽくていいですよね(笑)

水上バスの利用が楽チン

先ほど、ワット・サケートへのアクセスについて少し触れました。地図上では、MRTやBTSから離れていて、タクシーを使わざるをえないような距離です。

慣れている人であれば、路線バスに乗って行くこともできますが、バンコクの路線バスは初心者にはちょっと難易度が高いですし、時々イレギュラーなバスもありますので、たどり着けない可能性もあります。

そこでオススメは、セーンセブ運河の水上バスを利用して行くという方法です。水上バスを利用すれば、ワット・サケートの近くまで行くことができます。

水上バスは、伊勢丹の近くのPratu Namで乗船し、終点のPhanfa Bridgeで下船することになります。

料金は15bahtもかからないと思います。(というのは、僕自身はPhanfa BridgeからAsokまで利用したため、15bahtでした。この経験から推測してます。)

Phanfa Bridgeへ行く乗り場は川の北側になるので注意して下さい。南側の乗り場は東に行く船の乗り場になります。

船の乗り方ですが、乗船すると運賃徴収係の人が回ってくるので、行き先を告げると運賃を教えてくれます。言われた額を支払います。すると、領収書のようなものをもらえるので、無くさずに持っておきましょう。

(Phanfa BridgeからAsokまでの行き方については後述します)

水上バスはこんな感じです。運航中、川の水がバシャバシャ飛んでくるので、船の両端にあるロープを引っ張ってビニールを張り、水が入ってこないようにします。

幸い、僕は被害を被らずに済みましたが、僕よりも前に座っていた人は川の水を思いっきり喰らっていました。

寺院の東側

ここからはワット・サケートの紹介です。

水上バスで行くとワット・サケートの北西側に到着できるのですが、今回は路線バスで行ったため、ワット・サケートの東側からアプローチすることになりました。

というわけで、本稿ではワット・サケートの東側から紹介していきます。

Lanka Boshi Tree Court

Pillar of Ashoka

せんとくんのような仏像です。

The Ordination Hall

周辺の仏像

ワット・サケートに来た目的は、金の丘に上ることでしたが、折角なので金山塔に上る前に周辺の仏像も観てまいりました。

Buddha Image Hall内の仏像

Lucky Buddha Statue内の仏像

Black Buddha Statue内の仏像

Golden Mountain(金の丘)

寺院の中心は、やはりこのGolden Mountain(金の丘)です。

入り口のチケットカウンターで50bahtを支払って階段を上っていきます。

階段を上って、上の本殿を目指します。

見ざる、言わざる、聞かざる

階段を上って行くと、途中にこのような鐘がいくつも吊るされた場所があります。

特に案内もなかったので、とりあえず全部鳴らして行ってみました(笑)

階段を上っている途中です。結構な高さであることがわかるかと思います。

雲行きが怪しいですね……

タイの寺院が美しいなと思う要素の一つに、屋根の色があります。

統一感があっていいんですよね。

大きなお寺ばかりではありませんが、これくらいの規模のお寺になると、スケールもあってより美しさを感じます。

そういう意味では、インドネシア・ジャカルタの街並みもなかなか統一感があって良かったですね。

Golden Mountain(金の丘)・頂上

頂上に到着すると、仏塔が建てられている建物があります。

この建物の中に入ってみると、小さい像が並べられております。

あんまり並んでいるとありがたみが薄れてしまいますが……

こちらはエメラルド色の仏像でした。

ラオスで巡った寺院を思い出します。

外から凄い音が聞こえてきたので外を見ると、大粒の雨が降っておりました。

スコールです。

こうなってしまっては移動できませんので、しばらく建物内で待機です。

わかりやすいぐらいに雨雲ですね。

金の仏塔

頂上の建物には、さらに屋上がありまして、その屋上には金の仏塔が設置されています。

この仏塔内に、仏陀の遺物が納められているそうです。

注意点をあげておきますと、晴れていれば問題ないのですが、スコールの後は結構大変なことになります。

というのも、こちらの場所、人工芝が敷かれているのですが、水はけが悪く、スコール直後は水びたしになっています。それを知らずに行ってしまうと、靴がびしょ濡れになってしまうのです。

スコール直後は寺院のスタッフが水はけ作業を行うので、スタッフが屋上に上って行ってしばらく経ってから屋上に上るとよいかと思います。

自販機

ワット・サケートで見つけた自販機です。JR東日本の駅構内でよく見かけるタイプの自販機ですね。

へぇ〜!タイにもこのタイプの自販機があるんだ?

と思ったのですが、よ〜〜〜〜〜く見てみると……

なるほど。日本で使用した機械を再利用しているようでした。

どうりでちょっと古びていたわけですね。

なお、こちらの自販機の買い方ですが、日本と全く同じで、お金を入れて、商品の画像を押すと、下から商品が出てまいります。

タイで自販機を見かけること自体、まだまだ珍しいですが、このタイプは一層珍しいですね。

金山塔に登る入り口のチケットカウンター付近にあるので、金山塔を訪れた際にはここで水を買っていくとよいかと思います。というのも、一度中に入ると、喫茶店はありますが、水を売っているお店はありませんので。

最後に

セブセーン運河の水上バスについて、補足をします。

Phanfa BridgeからAsokまでいくには、Phratu namで乗り換えが必要になります。すなわち、セブセーン運河は、Phratu namを中心に東側と西側に分かれて運航しており、Phratu namよりも先に行くにはPhratu namで乗り換えなければならないということです。

もっとも、いちいち乗り換えでお金を払う必要はないようで、最初にお金を支払った際に受け取った領収書のようなものがあれば乗り換え後もお金を払わなくてよいようです。

僕はPhanfa Bridgeで乗船し、運賃徴収係にAsokまでと告げると15bahtと言われ、15bahtを支払いました。そして領収書のようなものをもらい、それを持ってPhratu namで乗り換え、Asokまで行ったのです。乗り換え後、特に運賃の請求はされませんでした。

なお、Phratu namで乗船したタイ人は、もっと低い金額を支払っていたので、一応合理性はあるかと思います。

試しにセブセーン運河の水上バスを利用してみてはいかがでしょうか?

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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