2018年5月。ゴールデンウィークにシンガポールに行ってきました。
シンガポールを訪れるのは、今回が初めてのこととなります。
初めて訪れる国、となると、気になるのは現地での両替事情や通信事情(SIMカード等)、それから交通事情(旅行者向けのパス等)です。
というわけで、本稿では、
- 現地での両替事情
- SIMカード
- 旅行者向けのお得な交通パス
について紹介します。
現地通貨の調達
インターネット上で検索するとよく目にすることですが、日本の空港で両替していくことは本当にオススメしません。レートが悪すぎるからです。
少しでもおトクに両替をしたい方は、旅先で両替をするようにしましょう。
もっとも、例外的に日本の空港内で両替をオススメできる場合もあります。それは、米ドルを調達する場合です。
米ドルは流通量が多いので、汚れていたり、中には偽札もあったりするわけですが、日本の空港の銀行であればきれいなドル札をくれるそうなので、現地で使えないなんていうリスクを低減できます。
以前、日本国内のレートの良い両替所で米ドルに両替して行ったことがあるのですが、汚いお札も混じっておりまして…
現地で使用を拒否されたということがありました。
渡航先の両替所で調達
さて、シンガポールの場合ですが、チャンギ国際空港内で両替をしても、あまりレートは悪くないようです。
それでも、少しでも良いレートで両替をしたいなら、チャンギ国際空港内では必要最低限のみ両替し、残りは市内で両替するというのも一つの手でしょう。
市内での両替については、Orchardの両替所やRaffles PlaceのThe Arcadeにある両替所が良いと聞きました。僕自身、Orchardで両替をしていないので何とも言えませんが、Raffles Placeの両替所には行ってみたのでレポートします。
今回宿泊したホテルの近くの両替所では、10,000円=115シンガポールドルだったのに対して、Raffles Placeの両替所にでは、1階入口の両替所で10,000円=121.5シンガポールドルでした。
これだけでも十分レートは良いのですが、2階の奥の両替所では10,000円=121.7シンガポールドルでした。
奥の方がよりレートが良くなる…というのは香港の重慶大厦(チョンキンマンション)と同じですね!
香港・重慶大厦(チョンキンマンション)に両替をしに行った記事はこちら
注意点としては、あまり遅い時間に行くと、閉まっている店舗もあるという点です。昼間に訪れるのが吉です。
なお、The Arcadeの場所を地図上で示すとこちらになります。
海外キャッシングで調達
また、現地通貨の調達方法として、プリペイドカードやクレジットカードを利用した海外キャッシングという方法もあります。
今回僕はプレペイドカードのNEO MONEYを利用して現地のATMでお金を調達しました。
NEO MONEYの良いところは、クレジットカードでのキャッシングと異なり、利息と元本の返済が不要という点です。また、予め自分でチャージした金額が引き出せる上限額になるので、予算管理がしっかりとでき、使いすぎを防止することができます。
また、レートが予めわかるので、現地で引き出せる金額を計算しやすいというのも良いです。(クレジットカードでのキャッシングの場合、レートは後から判明します。)
注意点としては、現地のATMで引き出す度に手数料が取られてしまうので、一度にまとめて引き出すようにしましょう!
SIMカードの取得
今回、初めてのシンガポールだったのですが、あまりよく調べずにきてしまったことと、海外へ行く時のいつもの癖で、空港でSIMカードを購入しようとしたのです。
SIMカードを売っている店に行ったら、
「これがミニマムプランやで〜」
と言われたのです。正直、高いなと思いました。
初めての国で、情報もあまりなかったので、少しでも早くインターネットに繋ごうと思い、仕方なく購入しました。
しかしながらその後、
現地のセブンイレブンの窓に貼ってあったポスターを見ると……
こっちのSIMカードの方がいいじゃないですか!!
SINGAPORE TOURIST PASSの取得
市内に出る交通手段として、MRTを利用する方も多いと思います。
MRTを利用する前に取得しておきたいのが、SINGAPORE TOURIST PASSです。これは、MRTやLRT、市内を走っている路線バスが乗り放題になるICカードです。
パスの期間と金額
パスの期間は、
- 1Day(10シンガポールドル)
- 2Day(16シンガポールドル)
- 3Day(20シンガポールドル)
の3種類があります。
購入にあたっては、上記の金額に加えて10シンガポールドルのデポジットが必要になりますが、使用後、返却することによってデポジットは戻ってきます!
シンガポールの交通機関も、移動距離に応じて料金が変わる仕組みですので、これがあれば残高不足でヒヤヒヤせずに済みますね!
購入場所
購入場所ですが、チャンギ国際空港のMRTのTicket Officeで購入できます。ただし注意点としては、T2側の改札口にしかTicket Officeがないということです。
ANAを利用した場合はT2が到着ターミナルなのでいいのですが、今回僕が利用した中国国際航空はT1ですので、Skytrainに乗ってあらかじめT2に移動しておく必要があります。(また、JALもT1になります。)
(そもそも、T1はMRTの駅につながっていないので、Skytrainに乗ってT2かT3に移動する必要があります。)
チャンギ国際空港駅の販売所は午前8時にオープンになりますが、行列ができますので、早めに並んでおくのが良いでしょう。もっとも、カードの返却で並んでいる人もいるので、何十分も待たされるかというとそんなことはなく、サクサク進んで行きました。
なお、SINGAPORE TOURIST PASSは、チャンギ国際空港以外でも購入できます。販売場所については、オフィシャルサイトに掲載されておりますので、そちらをご確認ください。
「空港からバスやタクシー、あるいはホテルの送迎サービスを利用してしまった」という場合には、最寄りの販売場所で購入すると良いでしょう。
返却場所に関する注意点
先ほどのリンク先をご覧頂くとわかりますが、Ticket Officeは24時間営業ではありません。そうなると、
「早朝便や深夜便でチャンギ国際空港に行く場合には返却できないの?」
という疑問が浮かんできます。
チャンギ国際空港駅で返却する場合、Ticket Officeでなくても改札前にある窓口に行けば返却対応をしてくれるので、10シンガポール返してもらえます。
ですので、早朝便や深夜便に乗るためにMRTで空港に行った場合には、MRTの改札を抜けてすぐの場所にある、MRTのスタッフがいる窓口に行ってリファウンドを受けると良いでしょう。
最後に
初めてのシンガポールだったということもあって勝手がわからない部分もありましたが、今回訪れてみてだいぶ勝手がわかりました。
次回、シンガポールを訪れた際には、空港ではSIMカードを買わずに現地のセブンイレブンでSIMカードを調達してみようかなと思います。
それではー!