※2020年10月25日更新
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</div 2019年のゴールデンウィークは、「平成」から「令和」に改元となるタイミングともなり、10連休という超大型連休になりました。これだけ休日になると、航空券も高騰してしまい、海外へ行くことは諦め、国内残留組として過ごすことに。
しかしながらダラダラと連休を過ごすのはもったいないと思い、「東北春の陣」と称して、自動車で東北地方の日本100名城と続日本100名城の攻城を進めようと思い立ちます。直前だったので宿泊施設に泊まることは全く期待せず、車にアルミマットと寝袋を積んで出発。
1日目、2日目は宮城県と岩手県を攻城しまして、2日目〜3日目は東北地方の最北端・青森県を攻城してまいりました。
というわけで、本稿では青森県内の日本100名城及び続日本100名城を紹介します。
青森県内で日本100名城と続日本100名城に指定されている城
青森県内で日本100名城と続日本100名城に指定されている城は次の3城です。
- No.4「弘前城」
- No.5「根城(ねじょう)」
- No.103「浪岡城」
先ほどもお伝えしました通り、2日目は岩手県内の攻城もしていたことから、実際には以下の順番で攻城いたしました。
- No.5「根城」
- No.103「浪岡城」
- No.4「弘前城」
本稿では、実際に攻城した順番に紹介致します。
No.5「根城」
まず最初に訪れたのは、八戸市にある日本100名城No.5「根城」です。
根城の場所を地図上で示すとこちら
根城は、八戸南部氏が南北朝時代から戦国時代末期まで居城としていたお城です。城自体は1334年に、南部師行によって築城されました。
現在は堀や土塁が遺構として残っているのみですが、発掘調査の結果をもとに復元された本丸主殿などが建てられています。
この門の右手には小屋がありまして、ボランティアガイドの受付があります。
また、門を潜った右手には空堀の跡があります。パッと見はただの雑木林に見えなくもないのですが…(笑)
広場では枝垂桜が綺麗な花を咲かせておりました。我ながらいい時期に行ったなと思います(笑)
さて、根城の本丸は有料エリアになっておりまして、見学するには入り口でチケットを購入する必要があります。
入場料は下表の通りです。
区分 | 個人 | 団体 |
---|---|---|
一般 | 250円 | 130円 |
大学生・高校生 | 150円 | 80円 |
中学生・小学生 | 50円 | 30円 |
チケット購入して本丸へと入っていきます。
本丸では、本丸主殿の他、馬屋や番所、工房や納屋が復元されています。
上の写真からもお分かり頂けるかと思いますが、なかなか広い場所です。
こちらは工房なのですが、工房の造りは興味深いものがありました。
入り口が地上面よりも低いのです。
建物の窓を開けると、ちょうど地上面というような構造になっております。
こちらは主殿です。先ほどの工房内も入ることができますが、主殿の中も入って見学することができます。
なお、スタンプの設置場所は、史跡根城の広場の料金所や史跡根城のボランティアガイドハイス受付、八戸市立博物館の受付に設置してあります。
東北春の陣2日目は、岩手県の攻城と根城の攻城で一旦終了です。
この後、日本100名城攻城の旅とはテーマが異なる場所を訪れたのですが、それに関してはまた別稿でお伝えいたします。
No.103「浪岡城」
東北春の陣3日目。
最初に訪れたのは、青森市にある続日本100名城No.103「浪岡城」です。
浪岡城の場所を地図上で示すとこちら
浪岡城は1460年代に浪岡北畠氏によって築城されたと言われています。
しかしながら、1562年に親族間での争いが勃発したことにより勢力が衰え、1578年、ついには大浦(津軽)為信によって落城という歴史をたどることになります。
浪岡城跡は多くの桜の木が植えられておりました。時期的にはギリギリだったと思うのですが、連日降り続いた雨のせいで、桜はだいぶ散ってしまっておりました。
残念です。
土塁や堀が遺構としてありました。
北館の曲輪は浪岡城では最大規模を誇ります。
雨で桜が散っていなければ……と残念で仕方ありません。
さて、浪岡城のスタンプの設置場所ですが、浪岡城跡から少し離れた場所にある「中世の館」という施設の受付に設置されています。
下調べでは、開館は午前9時からとのことだったので、駐車場で開館まで待つことにしたのですが、どうやら開いている様子……
午前9時前でしたが、係の方のご好意で、開館前にスタンプを押すことができました。
再び車に乗り込み、次の目的地を目指します。
No.4「弘前城」
青森県内で最後に訪れたのは、弘前市にある日本100名城No.4「弘前城」です。
弘前城の場所を地図上で示すとこちら
弘前城は桜の名所としても有名ですね!
弘前城は、1611年に2代藩主・津軽信枚が築城しました。当時は「弘前」ではなく「高岡」という名前だったそうです。
その後、1628年に「高岡」から「弘前」へと改称することになります。
弘前城というと、堀の水面が散った桜の花びらで覆い尽くされるというイメージを持っていたのですが、この時はそれほどでもありませんでした。
ただ、堀の隅っこに桜の花びらが集まっている様子はお分かり頂けるかと。
右の石垣の上には弘前城の天守がある広場となっています。
ここから先は有料エリアとなっておりますので、チケットを購入する必要があります。
入場料は下表の通りです。
弘前城本丸・北の郭 | 個人 | 団体 |
---|---|---|
大人 | 310円 | 250円 |
子供 | 100円 | 80円 |
なお、11月24日から3月31日の間は天守の中を見学することはできませんのでご注意下さい。ただし、この期間は無料になるようです。
弘前城の天守です。
実は、築城当時は五層だったのですが、落雷により消失してしまいます。江戸時代後期に、本丸の辰巳櫓を改築し、天守代用とし、そのまま弘前城の天守となりました。
今回は天守内に入れる期間でしたので、天守内を見学してみることにしました。
しかしながら、天守内を見学しようという観光客で大行列!どうやら入場制限を行なっているため、行列ができるようです。古い建物ですし、価値のある文化財故仕方のないことですね。
話はそれますが、カンボジアのシェムリアップのアンコール・ワットの第三回廊(バガン)も入場制限を行なっていたことを思い出しました。
それにしても、桜の名所と言われるだけあって、本当に大勢の観光客がいらっしゃいました。根城や浪岡城では見なかった外国人観光客の姿も!また、桜が咲いている期間は周辺の駐車場は混雑しますし、民間の駐車場も値段が高騰します。「ちょっと歩いてもいいよ!」という方は、若木川の土手にある臨時駐車場をオススメします。駐車場から弘前城公園までは少し歩きますが、駐車場自体広く、駐車料金は無料です!
最後に
約二十年ぶりに青森を訪れました。両親と一緒に自動車で東北道をひたすら北上していた当時は退屈だったし、一向に着かなくて辟易としてしまった記憶があります。が、今回、初めて自分の車で、自分だけがハンドルを握って行ってみると「案外近いもんだな」と思ってしまいました(笑)
もちろん、青森県に行く前に宮城県や岩手県に立ち寄っていたことからそのような錯覚を覚えたのかもしれませんが、それを差し引いても、自分の車の良さを再発見することができました。
さて、先ほども少し書かせていただきましたが、青森県では攻城以外にも、とある場所に行って参りました。そちらについては、また改めて記事に書き起こす予定です。
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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