※2021年1月17日更新
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青春18きっぷを利用して日本100名城を攻城をしようと思いまして、青春18きっぷを購入いたしました。もっとも、土日を利用して普通列車で東京からいける場所は限りがあります。そこで飛行機を併用して攻城することにいたしました。
先日、弊ブログでも紹介した香川県内の攻城の旅がそれであります。
上記の記事でもお伝えいたしましたが、この時は岡山県内の100名城も攻城してまりました。
というわけで、本稿では岡山県内の日本100名城と続日本100名城の紹介と攻城の様子をお届けいたします。
岡山県内の日本100名城と続日本100名城
岡山県内で日本100名城と続日本100名城に選定されている城は以下の通りです。
- No.67「津山城」
- No.68「備中松山城」
- No.69「鬼ノ城」
- No.70「岡山城」
- No.171「備中高松城」
今回もできるだけ効率的に廻ろうと努力したため、実際に訪れた順番は違います。実際に訪れた順番は次の通りです。
- No.171「備中高松城」
- No.70「岡山城」
- No.67「津山城」
- No.68「備中松山城」
- No.69「鬼ノ城」
続日本100名城No.171「備中高松城」
岡山県で最初に訪れたのは、岡山市内にある続日本100名城No.171「備中高松城」です。
備中高松城の場所を地図上で示すとこちら
備中高松城の築年城は明らかになっておりませんが、1558〜1570年の間に、備中高松城主・三村元親の命で石川久式が築城したと考えられております。石川久式の死後、娘婿だった清水宗治が城主になります。その後、1582年に豊臣秀吉の中国地方進攻を開始しますが、清水宗治の激しい抵抗により何とか持ちこたえますが、秀吉の水攻めによって陥落しましました。
豊臣軍に落とされた後、城は宇喜多秀家の家臣・花房氏の居城となりますが、一国一城令によって廃城になり、その歴史に幕を下ろしました。
現在、備中高松城は公園になっておりまして、周りは農地や民家に囲まれております。
二の丸の跡地は、現在、農作物が育てられておりました。
本丸跡の周囲には蓮が植えられておりました。花を咲かせているものもあれば、これから咲こうとしているもの、既に落ちてしまったもの、実に多くの蓮を見ることができました。
本丸跡には、建物などは残っておらず、石碑や清水氏の首塚が残っているのみでした。
と、ここで一通り見学が終わったので、次なる目的地に向かうべく再び備中高松駅へと向かいますが、列車が到着するまで少し余裕があったので、ちょっと寄り道をすることにしました。
まずは、清水宗治が自刃したとされる場所を訪れてみました。
石がとても綺麗だったので、新しくなったのかもしれませんね。
また、近くには「ごうやぶ遺跡」と呼ばれる場所がありました。
ごうやぶ遺跡は、清水宗治が自刃した後、その後を追って家臣らが互いに刺し違えて亡くなった場所です。
さらに、桃太郎線の車窓から見えた巨大な鳥居も見に行って見ました。
と、ここでタイムアップです。次なる目的地へと向かいました。
日本100名城No.70「岡山城」
備中高松駅を出発して、再び岡山駅に戻ってまいりました。次なる目的地は、日本100名城No.70「岡山城」です。
岡山城の場所を地図上で示すとこちら
岡山城は、もともとは金光氏が治めていたのですが、宇喜多直家が奪いとります。
その後、宇喜多直家の子・宇喜多秀家が秀吉の指導を受け、8年もの歳月をかけて完成させるにいたります。
もっとも、関ヶ原の合戦で破れた後は小早川秀秋が入城しました。
現在は公園になっております。
こちらは不明門です。1966年に再建された物になります。
ここを潜って階段を登りますと、天守閣がある本段です。
岡山城の天守閣は戦争によって焼失してしまっております。したがいまして、こちらは1966年に再建されたものになります。
エレベーターが設置されているので、最上階まで登るのが楽でした(笑)
日本100名城No.67「津山城」
岡山城を後にし、1日目最後に訪れたのは日本100名城No.67「津山城」です。
岡山駅から津山線に乗って津山駅へと向かいます。車窓から景色を見ていたのですが、田園風景や山々ばかりで癒されます。
津山城の場所を地図上で示すとこちら
津山城は、関ヶ原の合戦の後、森蘭丸の弟・森忠政が1604年に築城した城です。
現在、建物の遺構はありませんが、2005年に備中櫓と呼ばれる櫓を再建しております。
さて、津山城のスタンプですが、その備中櫓の受付に設置されております。そして、その備中櫓に行くためには、入園料を支払って行く必要があります。
岡山城で時間を奪われてしまったため、到着時間がギリギリになってしまいました。
その結果、園内にはもう入れないよと言われる始末……
詰んだと思ったのですが、スタンプは外の券売所にも設置されていたため、スタンプだけは押すことができました。
本丸跡の写真を掲載できればよかったのですが、今回はスタンプだけで撤退です。
残念……
再び津山駅に戻りまして、岡山駅に向かいます。1時間に1本しかないと厳しいですね(汗)
日本100名城No.68「備中松山城」
2日目です。
2日目の最初に訪れた城は、高梁市にある日本100名城No.68「備中松山城」です。
備中松山城の場所を地図上で示すとこちら
地図でご覧いただくと、備中高梁駅からかなり離れていることがお分かりいただけるかと思います。ですので、鉄道で行く場合、駅からの交通手段を確保しなければなりません。
事前に調べて行ったところ、あらかじめ乗合タクシーを予約することができるようで、片道1名600円とのこと。これを利用しない手はないと思い、事前に予約をしていきました。
乗合タクシーの情報についてはこちら
さて、備中松山城は、現存天守12城の一つで、しかも日本で最も高い場所にある山城です。
元となる城は1240年に築城されたと言われております。その城を江戸時代に小堀氏が整備し、さらに水谷氏が大改修した城です。
山城ですので、山を登って行かねばなりません。
先ほど紹介した乗合タクシーでは、8合目の「ふいご峠」まで乗せて行っていただけますので、8合目からの登山になります。(麓からも登れるようです。)
備中松山城の粋なところは、道中、このような立て札が置かれているところです。
山道を登っていくと、山城ならではの崖を利用した城を見ることができます。
ちなみに、まだここは足軽番所と呼ばれている場所でして、本丸ではございません。ここからさらに上へ登っていきます。
ようやく本丸と天守閣に到着しました。一番奥に写っているのが天守閣です。
ちなみに、大河ドラマ「真田丸」のオープニングに使われていた写真のアングルとほぼ同じアングルで撮影してみました。
真田丸を見ていないでわからないのですが、真田氏って信濃や上野の国でしたよね?備中高松城が関係していくるシーンとかあるのでしょうか??
天守閣です。さすが現存天守ですね。柱とか梁とか、歴史を感じました。歩くと軋む床の音がたまりません。
こちらは天守閣の裏手にある櫓です。こちらの櫓も天然の山肌を利用して造られたようで、非常に雰囲気のある櫓でした。
残念ながら中には入れませんでした。
日本100名城No.69「鬼ノ城」
岡山県、最後に訪れたのは総社市にある日本100名城No.69「鬼ノ城(きのじょう)」です。
名前からしてすごいですよね。「鬼の城」と書くんですから。
正直なところ、岡山県で最も楽しみにしていた城が鬼ノ城でした。
鬼ノ城の場所を地図上で示すとこちら
地図でご覧いただくとお分かりいただけますが、鬼ノ城も駅からかなり離れております。備中松山城のように乗合タクシーでもあれば最高なんですが、残念ながらそのようなものはなく……
総社駅からタクシーに乗って鬼ノ城ビジターセンターへと向かいました。運賃は3,000円弱です。
鬼ノ城は、標高397mの鬼城山に築かれた山城です。築城者、築城年など不明となっております。
ただでさえ「鬼」という名前がついていてミステリアスなのに、築城者や年もわかっていないなんて、さらにミステリアスですよね。
こちらでスタンプをゲットしまして、鬼ノ城の縄張りを見学しにいきます。
鬼ノ城も山城ですので、坂道があります。しかもところどころ岩だったりするので足元は要注意です。
遠目に鬼ノ城の西門が見えました。結構観光客がいることに驚きです。
こちらが西門です。2001年に復元されました。高さ13mの三重構造になっております。
一番楽しみだった場所を訪れることができて満足でした。
もっとも、できれば縄張りを一周したかったのですが、帰りの列車の関係で、ここでタイムアップとなってしまいました。何せここから5km歩いて服部駅まで行かねばなりません。
平坦な道であれば訳も無いのですが、山道ですからね。泣く泣く撤退をいたしました。
最後に
というわけで、岡山県内の日本100名城と続日本100名城の紹介と攻城の様子をお届けいたしました。
鬼ノ城は期待通り見応えのある場所でしたが、縄張りを一周することができなかったのが心残りです。備中松山城を前倒すべきでした。また現存天守の備中松山城は想像以上に良いお城で、訪れてよかったなと思う城でした。まだ弊ブログでは紹介しておりませんが、岐阜の岩村城に雰囲気が似てるなと思いました。
また、スルーをしてしまいましたが、人生初の岡山県でした。また一つ未踏の県を潰したので、残りは7県というところまでやってきました!引き続き47都道府県制覇に向けてコツコツ進めたいと思います。
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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