※2020年11月1日更新
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2019年のゴールデンウィークは、大型連休になると言われていたために航空券が高騰してしまいました。
結果、2019年も海外渡航は諦めまして、国内残留組を決め込みました。
もっとも、何もしない&どこにも行かないとうのはストレスが溜まりますので、自動車で東北地方の日本100名城と続日本100名城の攻城の旅へと出てまいりました。
前稿まででお伝えしております通り、東北地方の100名城を全部制覇してしまいましたが、ゴールデンウィークはまだまだ続きます。このまま家に帰るのはもったいないと思いましたので、新潟県の日本100名城と続日本100名城も攻城していくことにいたしました。
というわけで、本稿では、新潟県内の日本100名城と続日本100名城の紹介と攻城の様子を紹介いたします。
新潟県内で日本100名城と続日本100名城に指定されている城
新潟県内で日本100名城と続日本100名城に指定されている城は次の5城です。
- No.31「新発田城」
- No.32「春日山城」
- No.131「村上城」
- No.132「高田城」
- No.133「鮫ヶ尾城」
前稿で、山形県米沢市で給油したことを最後に書きました。その理由は、米沢市から新潟県へと移動するべく峠越えをするにあたって途中でガス欠になることを避けるためでした。
また、米沢市からの移動となると、新潟県の北東部から攻城していくのが最も効率のよい流れになります。従いまして、実際に向上した順番は下記の通りになります。
- No.131「村上城」
- No.31「新発田城」
- No.32「春日山城」
- No.132「高田城」
- No.133「鮫ヶ尾城」
というわけで、本稿でも実際に攻城した順番で紹介してまいります。
No.131「村上城」
まず最初に訪れたのは、村上市になる続日本100名城No.131「村上城」です。
村上城の場所を地図上で示すとこちら
村上城は、室町時代にこのあたりを支配していた本庄氏が築城したと考えられていますが、正確な年はわかっておりません。
1590年には、豊臣秀吉によって改易され、直江兼続の実弟・大国実頼の支配下になります。もっとも、10年も経たずして豊臣秀吉はこの地に村上頼勝を入封しました。
その後、堀氏、本多氏、松平(越前)氏、榊原氏と譜代大名が交代で入城します。堀氏の代では天守も新造されました。
しかしながら明治時代には破却されるに至ります。
村上城は、いわゆる山城です。したがって、遺構をみるためには山を登る必要があります。
もっとも、本格的な登山ではなく、階段を登っていくことになるため、本格的な装備は必要ありません。
なお、上の写真でお分かり頂けるかと思いますが、村上城入り口の近くには駐車場が整備されておりまして、近くまで車で来ることができます。ここから徒歩1分ほどの場所に駐車場があります。
階段を登り切ると、石垣が出迎えてくれます。
この石垣の門を抜けると、中世散策コースと書かれた案内板がありました。
このまままっすぐ天守跡まで行くこともできたのですが、時間に余裕があったため、中世散策コースを辿ってみることにしました。
中世どころが原始なんじゃないか?といった感じです(笑)歩きながら
これ、単なるハイキングじゃね?
と思ったことは内緒です。
なんとなくですが、もののけ姫の世界に飛び込んでしまったような印象を覚えます。(屋久島はもっと緑が深いと思いますが……)
中世散策コースを踏破しまして、汗だくになりながら天守台までやってきました。
村上城は、別名「舞鶴城」と呼ばれているそうです。そのため、石碑には舞鶴城と刻まれておりました。
天守跡からの眺めはとてもきもちよく、日本海も拝むことができました。
もっとも、季節柄か、蜂がとても活発でして……天守跡でもぶんぶん飛んでおりました。(スズメバチでなかったのが救いです。)
この後下山いたしまして、村上城のスタンプを押しに参りました。100名城の本には、スタンプ設置場所として村上郷土資料館と書かれておりましたが、村上郷土資料館以外にも設置場所がありました。
具体的には、東北電力の村上営業所の入り口に設置されておりました。
村上郷土資料館は、午前9時にならないと開館になりませんが、東北電力の方は午前9時前よりも開いておりましたので、ささっとスタンプを押させていただきまして、次なる目的地へと向かいました。
No.31「新発田城」
つづいて訪れたのは、新発田市にある日本100名城No.31「新発田城」です。
新発田城の場所を地図上で示すとこちら
新発田城は、1598年に築城に着手され、1654年に完成した平城です。
もともとは上杉謙信の重臣・新発田重家の館があったそうなのですが、その館跡に、加賀国大聖寺からやってきた溝口秀勝が築城に着手しました。
本丸表門です。
スタンプはこの門を抜けたところに設置されております。
こちらが、新発田藩初代藩主の溝口秀勝です。
さて、新発田城には3つの櫓があります。先ほどの本丸表門の左右に1つずつ。そして、さらに奥に三重三階の三階櫓です。最後の三階櫓は、新発田城内の天守だったそうです。前二者は見学することができるのですが、天守である三階櫓は、自衛隊の駐屯地内にあるため、現在、内部を見ることはできません。
こちらが旧二の丸の隅櫓です。
内部に入ることもできますが、中はお祭りの備品と思われるものが展示されているだけでした。
こちらは先ほどの隅櫓の反対側にある櫓です。こちらの櫓内には歴史的な資料が展示されておりました。
なお、三階櫓の内部を見ることはできませんが、外からは見ることができます。
堀沿いに歩いていくと、三階櫓の近くまでいくことができます。
屋根にはしゃちほこが3体あったりと、なかなか珍しい様式の櫓でした。
No.32「春日山城」
先ほどの新発田城を出発しまして、北陸道をひたすら走っていきます。新潟県は東西に長く、移動するのも大変です。その距離は福岡・鹿児島間の距離に匹敵します。
北海道でいうと、札幌・釧路間に相当します。
(やっぱり北海道はデカイ!!)
そして、ようやく次の目的地である日本100名城No.32「春日山城」のある上越市に到着しました。
春日山城の場所を地図上で示すとこちら
春日山城は、1346〜70年ころに築城されたといわれていますが、初代の築城者は不明とされています。その後、越後守護代の長尾為景が改修し、上杉謙信、景勝によって完成しました。
非常に巨大な山城です。
まずは春日山城のスタンプ設置場所である春日山城跡ものがたり館を訪れまして、春日山城のスタンプをゲットしました。
そこから歩いてすぐの場所にある春日山城史跡広場へ足を運んでみましたが、ここで春日山城を散策するのは諦めました。
これは流石に厳しい……
さらに広場の奥には春日山城の全体模型が置かれていたのですが、この模型を見て確信しました。
これを短時間で見て回るのは無理だろう……
ただでさえ村上城で体力を奪われておりましたので、散策は断念いたしました。
No.132「高田城」
春日山城を後にしまして、次に訪れたのは続日本100名城No.132「高田城」です。高田城も、春日山城と同じく上越市に位置します。
高田城の場所を地図上で示すとこちら
高田城は、1614年に松平忠輝によって築城されました。もっとも、忠輝は大坂夏の陣への遅参などが原因となって、1616年に改易されてしまいます。その後は藩主が入れ替わり、幕末を迎えることとなりました。
三重櫓は、1993年に上越市が再建したものになります。入場料がかかりますが、三重櫓の内部は見学することができます。
櫓の最上層からの眺めです。この辺りは山脈が近くにあるので、眺めがいいですね。
No.133「鮫ヶ尾城」
高田城に続いて、続日本100名城No.133「鮫ヶ尾城」へとやってまいりました。鮫ヶ尾城も上越市のお隣、妙高市にある城址です。
鮫ヶ尾城の場所を地図上で示すとこちら
鮫ヶ尾城は、16世紀に築城されたと考えられていますが、詳細な年や築城者はわかっておりません。
1578年、上杉謙信の死去により、後継者争いが勃発します。景勝と景虎による争いです。そして1579年、景虎方は鮫ヶ尾城へと逃れますが、城内で自決したといわれています。
春日山城とまでは行きませんが、鮫ヶ尾城もなかなかの縄張りの広さを誇っておりまして、歩いて見るにはかなり時間がかかるようです。しかも、熊が出没するそうです。散策の際には熊よけの鈴は必須ですね。
ここが鮫ヶ尾城の入り口です。
流石に熊よけの鈴を持っておりませんでしたし、登山するような格好でもなかったため、この入り口で引き返してしまいました。
改めて思いましたが、100名城攻城のために登山用品を揃えようかな……
最後に
というわけで、新潟県内の日本100名城と続日本100名城攻城の紹介と攻城の様子を紹介してまいりました。
米沢市から村上市への移動ですが、途中の道の駅に車をとめて車中泊をしました。しかしながら、山の中ということもあって、朝起きると体が冷え切ってしまっておりました。
公衆浴場で朝から温泉に入れる住民の皆様が羨ましい(*´ω`*)
— てぃーし/旅自粛 (@tidus_tabilog) 2019年5月3日
わたくしも冷え切った体を温めるため、浸からせていただきました。
ちなみに、一回200円です。 pic.twitter.com/DiYMopmObt
Twitterでtweetしましたが、ローカルな公衆浴場を探しまして、朝から地元の方々と温泉に入ってまいりました。200円で温泉に入れるなんて、最高ですよね!
また、100名城の攻城で動き回ったため、再び汗をかいてしまったので、帰路に就く前に再び温泉に入ってまいりました。
最後に入った温泉はこちら
比較的最近できた施設のようで、設備がとてもきれいで気持ちよく入ることができました。新幹線駅の妙高上越駅のすぐ近くですので、新幹線で訪れた際にも利用できますね!
それから、新潟県から帰る際に、山道を走っておりましたら、カメラを構えた集団がおりまして。どうやら日没と棚田の撮影をしているようでした。僕も立ち寄ってくればよかったなと少々後悔しております。
以前、星峠の棚田を撮影しに行きましたが、あの時は微妙な天気でしたのでいずれリベンジしに行かねば……
それではー!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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