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FUJIFILM X100Fを持って、日本100名城の一つ「小田原城」に行ってきました

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2018年9月。

神奈川県小田原市に行ってまいりました。

以前、こちらの記事でも紹介しましたが、『日本100名城に行こう』という本を買いまして、100名城スタンプを集めております。

そんなわけで、次なるスタンプを求め神奈川県小田原市にある小田原城に行ってまいりました。

本稿では小田原城を紹介します。

小田原城

小田原城は、北条早雲に始まる小田原北条氏の居城でした。小田原を拠点として、一時は関東一円を支配するまでに至ります。

ところが、天下統一を目論む豊臣秀吉との合戦により、小田原北条氏は滅亡してしまいました。

小田原城は防御に優れ、難攻不落の城として有名だったのですが、豊臣軍が周囲を次々と陥落させ、ついに小田原城を包囲するにまで至ったのです。陣を張って包囲網を作っていたのは名だたる戦国武将たち。

その中には、後に高知城を築城した山内一豊の名もありました。

小田原北条氏はなんとか持ちこたえていたのですが、豊臣秀吉が石垣山に突如として城を築城したのを見て、敗北を悟り、小田原城を開城するに至りました。

小田原北条氏滅亡後は、徳川家康の家臣・大久保氏が城主として入城しました。その後、将軍家も訪れる拠点となったそうです。

もっとも、明治に入ると小田原城は廃城となり、建物は解体されてしまいました。現在の姿は、復元されたものになります。

そんな小田原城の場所を地図上で示すとこちらになります。

小田原駅

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最寄駅は小田原駅になりますので、スタートは小田原駅からになります。小田原駅は東海道新幹線ひかりの停車駅ですので、新幹線を利用するのもよいかと思います。

また、特急・踊り子号も止まりますので、特急で行くのもよいかもしれません。

ちなみに、僕は東海道本線・快速アクティで行きました。行きはまだよかったのですが、帰りは爆睡してしまいました(笑)

さて、ここから歩いて小田原城まで行きます。

徒歩10分くらいで小田原城の正門(馬出門)に到着します。

馬出門をくぐって、敷地内にある馬屋曲輪へと入って行きます。

銅(あかがね)門

馬屋曲輪から二の丸に進むに当たって立ちはだかるのが銅(あかがね)門です。 f:id:tidus_tabilog:20210410121348j:plain

この門をくぐって、90度左を見ると銅門(櫓門)があります。

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ここは枡形(ますがた)になっていて、城壁と門とで敵の四方を取り囲み、矢や投石などで敵を迎え撃つという役割も果たしていました。

この日は銅門内(櫓の部分)が開放されていて、無料で見学することができました。

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銅門の上から見た風景です。

ここから弓を放って敵を迎え撃っていたんですね。 f:id:tidus_tabilog:20210410121502j:plain

奥では会議をやっている様子が再現されていました。

二の丸

銅門をくぐって二の丸に行ってみました。

この時はイベントが催されていたので広場の様子を撮影するのは控えました。

また、二の丸には歴史見聞館という施設があります。歴史見聞館は、小田原城の歴史を学べる施設だそうですが、現在は耐震改修工事中のため見学することができません。2019年5月にリニューアルオープンの予定とのことです。

さて、二の丸の植え込みに目をやると見覚えのある花が咲いていました。 f:id:tidus_tabilog:20210410121506j:plain

小田原城にも、わずかではありましたが彼岸花が咲いていました。 f:id:tidus_tabilog:20210410121557j:plain

こちらの橋を渡って、本丸へと進んで行きます。

常盤木門

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本丸の前に立ちはだかるのが、こちらの常盤木(ときわぎ)門です。

こちらも枡形になっていて、敵を迎え撃つ作りになっていました。

常盤木門の中にも入れるようになっています。

一階は甲冑などの着付け体験ができるようになっています。二階は、「SAMURAI館」となっていて、甲冑や刀が展示されています。

なお、SAMURAI館は有料設備で、入館時に200円/大人がかかります。

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SAMURAI館の入り口には小田原城のシャチホコのレプリカも展示されています。 f:id:tidus_tabilog:20210410121654j:plain

甲冑がショーケースに入って展示してあります。

また、本館の一番奥には、「花伐つ鎧」というプロジェクションマッピングが放映されています。

花弁が舞い散る様子など、なかなか見応えのある内容となっておりましたので、本館を訪れた際にはご覧頂ければと思います。

本丸・天守閣

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さて、それでは天守閣に登って参りましょう。

天守閣に入るには、500円/大人かかります。

天守閣の入り口でもチケットを購入できますが、本丸売店に設置してある券売機でも購入できます。天守閣入り口は混むので、売店で購入して行った方がよいでしょう。

天守閣内には、小田原城に関する様々なものが展示されています。 f:id:tidus_tabilog:20210410121727j:plain

こちらは当時の小田原城の全体像を再現したものです。

現在の様子とはところどころ違います。

例えば、中央下部には屋敷がありますが、ここは二の丸にあたります。現在は屋敷は再現されておらず、広場となっているのみです。 f:id:tidus_tabilog:20210410121752j:plain

また、二の丸と直接結ぶ橋(学橋)が現在ではかけられておりますが、こちらの橋も当時はありませんでした。

そりゃそうですよね。二の丸に直接行けちゃったら、城の防御力が下がってしまいますものね(笑)

他にも小田原北条氏の直筆の文書等が展示されていたりしたのですが、そちらは撮影が禁止されておりましたので写真は撮っておりません。

また、豊臣秀吉軍との合戦時における北条氏政と北条氏直のやりとりを再現した芝居を映像プログラムとして視聴できたりと、色々と学べる場所でした。

天守閣からの眺望

最上階にやってまいりました。最上階では、小田原城周辺を一望することができます。

天守閣からの眺望です。 f:id:tidus_tabilog:20210410121756j:plain

豊臣秀吉が築城した石垣山城があった方面です。

ある日突然城が出現すれば、それは驚くでしょう。

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こちらの方角には、伊豆大島があります。

残念ながらこの日は視程が悪く、大島の姿を確認することができませんでした。

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こちらは三浦半島と江ノ島方面です。

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北側には小田原駅の姿が。

ここから新幹線や箱根登山鉄道が走っているのを見ることができます。

小田原城を訪れる人々

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天守閣から外に出る際、"WHERE ARE YOU FROM?"と書かれたボードがありました。

どうやら出身地にシールを貼ってもらうというものです。

日本から訪れている人は置いておいて、ヨーロッパから訪れている人がかなり多く占めていることがわかりました。

あと、アメリカからも結構訪れてきているんですね。

ちなみに、この日はアジア系の観光客をよく見かけました。

最後に

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小田原城、(こう言っては申し訳ないのですが)思いの外楽しめたお城でした。

これまでいくつかお城を見てきましたが、そこに展示されている刀剣もいくつか見てきました。

小田原城で展示されていた刀剣を見ていて思ったのですが、日本刀って本当に美しいですよね。「今度、代々木にある刀剣博物館にでも行ってみようかな?」なんて思いました(笑)

さて、次はどの100名城に行きましょうか?

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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