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シンガポール国内一のエキゾチックタウン、LITTLE INDIA(リトル・インディア)に行ってみた!

2018年5月。

ゴールデンウィークにシンガポールに行って来ました。

シンガポールの観光地の一つに、インド系の人が居住するエリアである「リトル・インディア」という場所があります。

シンガポール初心者ですので、しっかりと王道を攻めようかと思いリトル・インディアへと赴いてみました。

というわけで、本稿では、リトル・インディアを紹介します。

Little India(リトル・インディア)

世界各国の人口ランキングを見ると、上位は中国、そしてインドです。この2国だけは群を抜いています。

そして、この2国に共通しているものとして、世界各国に移住をしているという点があります。

中国系でみるとわかりやすいですが、華人や華僑がそれです。

世界を旅してみると、どこに行っても中華系とインド系の人を目にします。

ここリトル・インディアは、南インドから移ってきた人々によって築かれた街です。

リトル・インディアへの行き方ですが、MRTのDT線もしくはNE線に乗って、Little India駅(DT12、NE7)で降ります。

リトル・インディアの場所を地図上で示すとこちら

駅周辺

まずは駅周辺を散策してみました。

MRTの出口から地上に出ると、すぐ目の前に、レース・コース・ロードと呼ばれる道路があります。

ゼブラの縁石があることから、F1のコースとして使われているのかな?と思って調べてみましたが、F1のコースではありませんでした。

F1で使われているコースは、マリーナ・ベイ・エリアの方の道路でした。

マリーナ・ベイ・エリアについてはこちら

ケルバウ・ロード

駅のすぐ近くに、ケルバウ・ロードと呼ばれる通りがあります。

こちらの通り、なんだかアート街のような通りでして… このようなカラフルな建物があったりするわけです。

かと思いきや、飲食店があったりと、なかなかのカオスっぷりを発揮しています(笑)

なんとなく、インドっぽさを感じました。

ですが、「インド」とは名ばかりで、結構きれいです。

壁画

以前、ムスリムエリアでの壁画について紹介いたしました。

壁画はムスリムエリアだけでなく、ここリトル・インディアでも目にすることがありました。

ムスリムエリアとはまた違ったテイストを出しています。

壁画の前に置かれた自転車が、またいい味を出しています。

断っておきますが、僕が置いたわけではありません!

同じく、自転車をモチーフにスナップをもう一枚。

何かがあるようで、何もない…

そんなことを感じながらシャッターを切り続けました。

マレーシアのインド人街とは違って、こざっぱりとした風景に若干の戸惑いを感じました。

Indian Heritage Centre

Google Mapで見ると、リトル・インディアは、MRTやケルバウ・ロードよりももう少し南側に位置付けられています。

その、Google Map上にポインティングされたリトル・インディアを見に、さらに南下してみました。

先ほどのこざっぱりとした雰囲気とは異なり、雑多な雰囲気が出てまいりました。

歩いてみると、雑貨や花屋、衣料品店が多く並んでいました。

CHENNAIと書かれた看板を見ると、インドを思い浮かべます。

さて、シンガポールにインド人が移住してきた歴史的な背景等は正直しりませんでしたが、そういった背景や文化を知ることができる施設があります。

それが、Indian Heritage Centreです。

こちらの建物がIndian Heritage Centreになります。

大人1人、6シンガポールドルの入場料がかかりますが、インドの民族文化などが学べる場所です。

クーラーも効いてて涼しいです(笑)

せっかくなので、Indian Heritage Centreに入ってみることにしました。

順路は最上階から順に降りてくる形式になります。

最上階から外を眺めて見ると、同じ系統の色で統一された建物があたり一帯を埋め尽くしています。

一方、壁の色はそれぞれバラバラというところにも、インドっぽさを垣間見ることができます。

巨大な顔のオブジェがあったり…

壁にタイルが貼られていたり…

フォトスポットがあったり…

そしてインドと言ったらやっぱりこの人。 ガンジーの像もありました。

さらにディープなインド人街

先ほどまで紹介した場所は、まだ観光客も多い場所でした。

要するに、ちょっと観光地化されている印象を覚えました。

駅からもっと離れるとどんな感じなのだろうか?

そう疑問に感じたので、さらに奥地へと歩みを進めて行ってみました。

ちょっと危険な香りがしてきました。

と思ったのは一瞬のことで、実はどうってことない場所でした。

観光客をあまり見かけなかったのは、単に見るべきスポットがないことに理由があるようです。

とはいえ、ここらあたり一体の壁の色使いのセンスにインドを感じざるをえません。

ただこうして写真を撮っているだけだったのですが、楽しくて仕方がありませんでした。

この時、撮影に持って行っていたカメラはFUJIFILM X100F。撮影が楽しいカメラだということは当ブログでも何度かお伝えしてきておりますが、それに加えて、この街全体の雰囲気がさらに撮影を楽しいものにしてくれました。

今、本稿を書きながら改めて写真を振り返ってみておりますが、やはり一度はインドに足を運んでみたいなと思っております。

オリジナルのインドは、上の写真のように、室外機が大変なことになっているのか?あるいは、この通りのようにきれいに舗装されているのか?

実際に足を運んで、自分の目で確かめなければ…

ヒンドゥー教の寺院

インドといえば、ヒンドゥー教です。

リトル・インディアにもヒンドゥー教の寺院があり、多くのヒンドゥー教徒が礼拝に訪れます。

今回、リトル・インディアにあるヒンドゥー教の寺院と、隣駅であるFarrer Park(ファーラー・パーク)駅の近くにある寺院を訪れてみました。

Shree Lakshminarayan Temple

まずはリトル・インディア駅の近くにあるShree Lakshminarayan Templeという寺院です。

地図上で示すとこちらです。

実際に訪れてみると…

訪れた時間帯が悪く、中に入ることはできませんでした(汗)

開放されている時間帯が制限されているようです。

上の写真に、白い柱と黄色い看板が掲げられているのがお判り頂けるかと思いますが、この黄色い看板に開放されている時間帯の案内が掲載されていました。

この寺院を訪れてみたい方の為に、下に転記しておきますので、参考になれば幸いです。

  • 6:00 am - OPENS
  • 6:40 am - AARTI
  • 12:00 pm - CLOSED
  • 4:00 pm - OPENS
  • 6:40 pm - AARTI
  • 9:30 pm - CLOSED

Sri Veeramakaliamman Temple

続いて、駅からはちょっと離れた場所にあるSri Veeramakaliamman Templeという寺院に行ってみました。

Sri Veeramakaliamman Templeの場所を地図上で示すとこちら

寺院の屋根に注目していただきたいのですが、たくさんの神像が並べられています。しかも、結構カラフルなのが特徴です。

イスラム教の寺院も結構カラフルだったりしますが、それとはまた違ったカラフルさです。

こうしてもると、日本のお寺がいかに落ち着いているかがよくわかりますね。

さて、こちらの寺院の中に入ることができまして中を見学して参りました。

中に入る際には靴を脱ぐ必要がありますのでご注意を!

入り口を入ってすぐのところにある礼拝堂です。

奥には3つの通路があり、3体の像が安置されていました。

また、左から建物の外に出ることができ、さらに奥に行くことができます。

寺院の奥に行くと、さらに多くの神像が安置されています。

ヒンドゥー教は多神教ですので、こうして様々な神像が置かれているわけですね。

神様ですからね、手が4本あってもおかしくはありません。

ただ、ヒンドゥー教のこうした神像を見るたびに、天津飯の四妖拳を思い出してしまいます。

もう一体、写真を撮ってきたのですが、ちょっとグロテスクなので掲載は自粛します。

屋根の上にもたくさんの神像があります。

まるで神様のIt's a small worldや〜

と、彦摩呂さんのモノマネをしながら言ってしまいそうになった自分がおります。

Sri Srinivasa Perumal Temple

続いて、ファーラー・パーク駅近くのSri Srinivasa Perumal Templeという寺院を訪れてみました。

Sri Srinivasa Perumal Templeの場所を地図上で示すとこちら

上記は寺院も門です。

こちらの寺院もSri Veeramakaliamman Templeと同様、入り口にたくさんの神像が並んだ屋根があります。

門の手前で靴を脱ぎ、中へと入っていきます。

こちらの寺院は、礼拝に訪れている人は皆無で、非常に静かな寺院でした。(もちろん、訪れた時間帯がよかっただけだと思います。)

天井には凝った装飾品がつけられておりました。

屋根の上には、やっぱり神像が並べられるんですね!

さて、こちらの寺院ですが、入ってきた入り口から出ようとしたところ、門を閉ざされてしまっておりまして…

寺院に閉じ込められてしまいました。

というのは冗談で、寺院の横の門から外に出ました。

開放されている時間が制限されているのか?あるいは、そういうルールなのか?はわかりませんが……

いずれにしても、遠回りして靴を取りに行くことになるので、靴下のままですと靴下が結構汚れることになります。

入り口の門の近くには足を洗うための水道が設置されているので、裸足で行った方がよいでしょう。

最後に

というわけで、本稿ではリトル・インディアを紹介しました。

インド人というと商魂たくましく色々と営業をかけてくる印象を持っていましたが、リトル・インディアでは全く営業されず…

商魂たくましいインド人についてはこちら

レストランの前を通っても全く中に呼び込もうとしてませんでした。それはそれでどうなの?って思ってしまったわけですが(笑)

油断はできませんが、インドの雰囲気を味わうには良い場所かなと思いました。

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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