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日本100名城巡り:No.99「中城城(なかぐすくじょう)」に行ってみました!

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思いつきで始めた日本100名城巡り。

正確にいえば、日本国内をまわるきっかけの一つになればいいなと思って購入したのですが、実は結構ハマっています(笑)

まだまだ始めたばかりで、スタンプ帳は空白ばかりですが、焦らずマイペースに集めていく方針です。

上のツイートで示した通り、

  1. PLTに到達させるためにどこかに飛ぼうかとも計画していたこと
  2. 一年を締めくくる場所としてふさわしい場所に行きたかったこと

から沖縄に行くことにしました。

せっかく沖縄に行くのですから、日本100名城のスタンプ集めも行うことにしました。

というわけで、本稿では、沖縄県の日本100名城の一つ、中城城を紹介します。

中城城

中城城(なかぐすくじょう)は、沖縄県の本島中部に位置する、中城村にある城跡です。築城は14世紀後半、室町時代の頃と言われています。

オフィシャルサイトによれば、勝連からの攻撃に備えていたという歴史があるようです。

この頃というと、南北朝時代が終わりを迎えようとしている頃でしょうか。

表舞台には現れてこない戦いの歴史が刻まれていたわけですね。これは現地に行ってみないとわからないことです。

その後、15世紀に首里王府軍に支配され、王府直轄の地となりました。

明治には城郭内に役場が設置され、以後、第二次世界大戦の戦火によって消失するまでの間、役場がありました。

1972年に沖縄が日本に返還された際に、国指定の史跡となり、2000年には、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されるに至りました。

ちなみに、日本100名城に選ばれたのは2006年のことです。

中城城の入場料は以下の通りです。

区分 個人 団体
大人 400円 300円
中/高校生 300円 200円
小学生 200円 100円

中城城の場所を地図上で示すとこちら

地図でご覧頂くとお分かりになるかと思いますが、交通の便があまりよろしくありません。

訪れる際にはレンタカーを借りて、車で訪れるのがよいでしょう。

沖縄でレンタカーを借りるなら、オススメはスカイレンタカーです!

僕もこれまで何度もお世話になっております。

スカイレンタカーで車を借りて沖縄をまわった記事はこちら

話が脱線してきましたので、元に戻ります。

正門

中城城は、入り口に券売所があります。

見学のルートは2種類あるのですが、

  1. 正門から入って裏門に戻るルート
  2. 裏門から入って正門から戻ってくるルート

です。

今回は1のルートを選びました。

正門からのルートの場合、無料でカートに乗せて送ってくれるという送迎サービスがありました。

どうやらボランティアの方がやってくださっているようです。

裏門から入って行った場合、正門に出て、そこからカートに乗って戻ってくることになりますが、必ずしも正門にカートが待機しているというわけではないので、カートに乗れない可能性もあります。

ですので、カートで正門まで送ってもらい、そこから歩いて裏門に戻ってくる方が楽だと思います。

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正門近くの広場で下されまして、ここから正門に向かっていきます。

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中城城は区分としては山城になります。

その区分通り、小高い場所にあるため、ちょっと見下ろすとこのような海の景色を眺めることができます。

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正門に到着しました。

ここから入城して参ります。 f:id:tidus_tabilog:20200922172544j:plain

入場してすぐに階段がありますので、こちらの階段を登って、次の南の郭へと移ってまります。

南の郭

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南の郭には、3つの鉄砲狭間が設けられております。

ここから襲来してきた敵に応戦していたわけですね。

ここで一つの疑問が浮かんできました。

鉄砲伝来は16世紀だったのに、14世紀に建てられた城に鉄砲狭間なる概念はあったのでしょうか?

弓狭間というならわかるのですが……

遥拝所(ようはいじょ)(御嶽(うたき))

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南の郭を抜けて一の郭に向かっていくと、その入り口に遥拝所(御嶽(うたき))と呼ばれる場所があります。

こちらの遥拝所は雨乞いの御嶽です。

城内には全部で八箇所の御嶽があります。

今回は時間の関係上全てを見てまわっておりませんが、御嶽も中城城の見所の一つです。

一の郭

中城城で最も広い郭は、正殿があった一の郭です。

先述した役場はこちらにありました。 f:id:tidus_tabilog:20200922172733j:plain

一の郭の前にある石造拱門です。

これは琉球のグスクの特徴の一つで、その建造技法にペリーも賞賛したんだとか。 f:id:tidus_tabilog:20200922172746j:plain

一の郭の城壁は登ることができまして、城の周囲を見渡すことができます。

正門の方を眺めてみると、骨組みだけの建物が建っております。

どうやら廃墟のようなのですが、あちらは私有地であるため近寄ることが許されず……

一体何があったのか、お話を伺ってみたいものです。 f:id:tidus_tabilog:20200922172907j:plain

城内は工事が行われていたため、重機が置いてあります。

工事が終わったら、また改めて見に行ってみるのもいいかなと思いました。 f:id:tidus_tabilog:20200922172921j:plain

反対側(北側)には二の郭を眺めることができます。

二の郭

つづいて、二の郭です。

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二の郭の城門も美しい石造拱門が採用されています。 f:id:tidus_tabilog:20200922173031j:plain

二の郭の中心には、忠魂碑が建てられておりました。 f:id:tidus_tabilog:20200922173045j:plain

また、二の郭の城壁も登ることができます。

勝連城がある方角を臨んでみました。

大井戸(ウフガー)

さて、二の郭から三の郭へと移る途中に、大井戸(ウフガー)が設けられています。 f:id:tidus_tabilog:20200922173059j:plain

大井戸へは、こちらの階段を降りていきます。

何となく、空気が変わっていくのを感じました。

こちらの井戸は、地下水を汲みあげることを目的として掘られたわけではなく、元々、城郭の外にあった水場を城内に取り込むために作られたそうです。 f:id:tidus_tabilog:20200922173321j:plain

井戸には今もなお水がありました。

三の殿

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続いて、三の郭です。 f:id:tidus_tabilog:20200922173528j:plain

三の郭へはこちらの階段を登って行きます。

といっても、階段を登ってすぐが三の郭です。 f:id:tidus_tabilog:20200922173540j:plain

何か特別なものがあるわけではなく、城壁があるだけでした。

もっとも、三の郭は当時、後から増築された城郭だそうです。そのため、「新城(みーぐすく)」とも呼ばれるそうです。

また、石の積み方は「相方積み(亀甲乱積み)」という技法が用いられており、一の郭や二の郭とは違った技法が採用されています。

このあたりの違いも見所の一つです。

裏門

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最後は裏門を通って帰って参りました。

裏門を抜けるとちょっとした広場になっておりまして、中城城の城壁を改めて眺めることができます。

また、広場内には中城城全体のミニュチュア模型が展示されているので、改めて復習をするのもよいかと思います。 f:id:tidus_tabilog:20200922173708j:plain

最後に

f:id:tidus_tabilog:20200922173844j:plain というわけで、日本100名城No.99の中城城を紹介いたしました。

まだ記事にはしていないため公開しておりませんが、中城城は今回訪れた中で一番印象に残りました。

まさに「城」って感じだったんですよね。

なお、城内の注意書きにあったのですが、ハブが出ることもあるそうなので気をつけましょう!

あと、蜂も飛んでいたので、刺激しないように気をつけましょう!

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(上の写真を拡大していただければ、中央部に蜂が写っているのがお分かりいただけるかと思います。)

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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