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日本三大霊場の一つ、青森県の恐山は死ぬまでに一度は訪れるべき絶景スポットでした!

2019年のゴールデンウィークに、「東北春の陣」と称して東北地方の日本100名城と続日本100名城の攻城を行なってきました。

さて、上の記事でも紹介しましたが、青森県では日本100名城とはテーマが異なる場所を訪れました。それが、霊場恐山です。

もともと、当初の計画では恐山や大間崎まで訪れようとしていたのですが、時間的に厳しいかと思い予定から外してしまいました。

ところが、思いの外順調に攻城が進んでしまったので、恐山や大間崎まで足を延ばす余裕が出てきました。そうなると行ってみたくなるのが一人旅というものです。車を走らせ、恐山に向かうことにしました。

というわけで、本稿では、青森県むつ市にある霊場・恐山について紹介します。

恐山とは?

恐山は、青森県むつ市にある霊場で、滋賀県の比叡山と和歌山県の高野山と並んで日本三大霊場とされています。

霊場と言っても、心霊スポットというわけではなく、正式名称は「恐山 伽羅陀山菩提寺」というお寺となっています。

恐山ということ、イタコさんを思い浮かべる方も多いかと思いますが、主に恐山大祭と恐山秋詣りの期間だけ恐山にいるそうで、常にいるわけではありません。イタコさんを見たいという方は訪れる時期に注意してください。

恐山の場所を地図上で示すとこちら。

地図をご覧いただくとお分かりいただけますが、恐山はかなり山を登っていくことになりますので、自動車がないと厳しいかと思います。

非現実的な風景は絶景スポットだった!

さて、ここからは実際の風景を紹介してまいります。

入り口には、6体の石像が設置されています。入り口からしてすでに非現実的な世界を感じさせます。

こちらの石像の右側に、お寺の入り口があります。

なお、入山料として500円かかります。

山門です。ここから先は、黄泉の世界なのではないか?という錯覚を覚えさせるような雰囲気が出ておりました。

山門を抜けると、正面に地蔵殿という仏殿があります。地蔵殿の左側から、更に奥へと歩いていけます。

ただし、岩場になっていて足元が危ないですので、奥へと進んでいく場合には足元に注意してください。

このような感じで岩や石がころがっています。

所々、硫黄が吹き出しているので、硫黄の匂いが漂ってきます。

しかも、この日は天気が悪かったため、山の中は視界があまりよくありません。

そんな状況もあって、より一層、非現実的な世界という錯覚が強くなりました。

道の脇に目をやると、石ころが積み上げられています。

賽の河原を彷彿とさせます。

硫黄が混ざった水が流れています。

本当に黄泉の国に向かっているような気がしてきてしまいます。

岩場を抜けると、「極楽浜」と呼ばれる場所にでました。

海があるわけではなく、宇曽利山湖の湖畔です。

誰かが信仰心でやったのか、あるいはいたずらでやったのかはわかりませんが、ここにも、石が積み上げられておりました。

先ほど紹介した宇曽利山湖です。

今回、撮影してきた写真の中で、自分の一番のお気に入りの写真です。

硫黄が混ざっているせいか、水の色は不思議な色をしていて、最も非現実的な錯覚を抱いた風景でした。

4つの湯小屋

恐山内には4つの温泉があります。 5月1日〜10月31日という期間限定にはなりますが、午前6時から午後6時までの間、参拝者は自由に入浴ができます。(入山料が、入浴料も兼ねているようです。)

湯小屋はそれぞれ、男湯、女湯、男女入替制、混浴となっております。

詳細は、こちらのページをご覧ください。

恐山温泉宿坊吉祥閣

僕は日帰りで訪れましたが、恐山には宿坊施設もあり、一人12,000円(一泊二食付)で宿泊することも可能です。

ただし、一週間前までに予約が必要とのことです。また、宿坊ですので、「お務め」もあるとのことです。

詳細は、下のページをご覧ください。

今思うと、結果的にかなり計画を前倒して進めることができたので、一泊宿泊してもよかったかなと。

2019年のゴールデンウィークのような大型連休じゃないと、なかなか体験できませんからね。残念です。

最後に

というわけで、青森県むつ市の恐山を紹介いたしました。

上の記事で掲げていたリストを一つ消化することができました。

実は、幼少の頃に両親に連れて行ってもらったことがあるそうなのですが、記憶に全く残っておりませんでしたし、写真も残っていなかったので、改めて訪れてみたかったのです。

実際に訪れてみて、ここは訪れる価値のある場所だなと実感しました。

決してアクセスが良いとは言えませんが、オススメできるスポットの一つです。できれば、天気の悪い時の方が、より非現実世界という印象を受けるのでよいかと思います。その際は、長靴を持っていくと重宝します。

まだ青森を訪れたことがない方、恐山に行ったことがないという方、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

それではー!


最後までご覧頂きありがとうございました。

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